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Ubuntu Serverで自宅サーバ - デスクトップなどのフォルダ名を英語に。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、ホームディレクトリ内の『デスクトップ』『ドキュメント』『ダウンロード』といった『良く知られたフォルダ』を日本語表記から英語表記にしたいと思います。

 

1.ホームディレクトリ内のフォルダ

『Ubuntu』を日本語でインストールしたため、ホームディレクトリ内にある『デスクトップ』『ドキュメント』『ダウンロード』『ミュージック』『ピクチャ』『公開』『テンプレート』『ビデオ』の8フォルダの名前が日本語表記になっています。

日本語表記のディレクトリ

このままでも問題ないのかもしれませんが、自宅サーバとして他のパソコンからアクセスすることを考えると、『文字化け』などどんな問題がでてくるか分かりません!

また、コマンドによる操作に慣れてきたときに、いちいち日本語入力モードに切り替えて入力するのは面倒です。

そもそも、『デスクトップ』とか『ドキュメント』とか、

いくら何でも、日本語表記にしなくても分かりますって!

 

と言うことで、英語表記に変更しておきます。

 

2.『xdg-user-dirs-gtk』のインストール

フォルダ名を一括で変換してくれるツールがあります。

『tool to manage well known user directories (Gtk extension)』と言う名前らしいのですが、つまり『良く知られたユーザディレクトリの管理ツール』でしょうか?

このツールで一発なのですが、Ubuntuサーバでは、このツールもインストールされていないので、前回インストールした『Synapticパッケージマネージャ』を使用してインストールします。

  1. 『アプリケーションメニュー』の『設定』から、『Synapticパッケージマネージャ』を起動
  2. 『クイック検索』欄に『xdg-user』と入
  3. 『パッケージ』のところに『xdg-user-dirs-gtk』が表示されますので、左側のチェックボックスの上で右クリックして『インストール指定』を選択
  4. 『適用』ボタンを押下

xdg-user-dirs-gtkインストール

確認のウィンドウが開きますので、『Apply』ボタンを押してインストールします。

xdg-user-dirs-gtkインストール確認

 

3.『良く知られたフォルダ』を英語表記に変更

それでは、日本語表記から英語表記に変更します。

  1. 画面下部のパネルから『ターミナルエミュレータ』を起動
  2. 『LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update』と入力し実行
  3. 『Update standard folders to current language?』というウィンドウが開きますので、『Update Names』ボタンを押下

フォルダ名を英語表記に

無事にツールが終了しました。

ホームディレクトリを開くとフォルダが日本語表記になっています。

が、『デスクトップ』と『Desktop』が混在し、しかも『デスクトップ』側がパソコンのデスクトップ画面とリンクしています。

英語表記のディレクトリ(再起動前)

パソコンを再起動してみます。

英語表記のディレクトリ(再起動後)

パソコンのデスクトップ画面とリンクしているフォルダが『Desktop』の方になりましたので、『デスクトップ』フォルダを削除して作業完了です。

英語表記のディレクトリ(最終)

 

 

4.作業を終えて

非常に簡単に作業が終わりました。

と言いたいところなのですが、実際は、一度『Desktop』フォルダと『デスクトップ』フォルダの混在への対処が分からず失敗し、『Ubuntuサーバ』が起動しなくなってしまいました。

泣きながら、『Ubuntuサーバ』を再インストールしました。。。嗚呼

 

実施される方は、ご注意を!

 

Ubuntu Serverで自宅サーバ - Synapticパッケージマネージャのインストール。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、今後のためにグラフィカル環境でパッケージ管理ができるよう『Synaptic パッケージマネージャ』をインストールしたいと思います。

 

1.パッケージ管理ツール

今までは、いろいろなソフトウェア(パッケージ)をコマンドラインからインストールしてきました。

そうパッケージ管理ツールの『APT』です。

  • apt-get install – 新しいソフトウェアのインストール
  • apt-get update – リポジトリの更新
  • apt-get upgrede – インストール済みのソフトウェアの更新

とういうコマンドを今まで使ったと思います。

折角『Ubuntu Server』に『Xfce』をインストールして、グラフィカル環境でお気軽にサーバー環境を整えようと思っているのに、

何かをインストールする度にこれはないよなぁ。

 

ということで、グラフィカルなパッケージ管理ツールの『Synaptic パッケージマネージャ』をインストールすることにしました!

 

2.『Synaptic パッケージマネージャ』のインストール

『Xfce』が起動しているところからです。

  1. 画面下部のパネルから『ターミナルエミュレータ』を起動
  2. sudo apt-get install synaptic

これだけでインストールされ、アプリケーションメニューに追加されます!

 

3.インストールを終えて

インストール、非常に簡単でした。

グラフィカルなパッケージ管理ツールとしては、『Ubuntuソフトウェアセンター』もあり、デスクトップ版のUbuntuでは、こちらが採用されていますが、実際にインストールしてみたところ、

  1. このパソコンのスペックでは、非常に重たくて嫌になってしまう
  2. 何故だかメニューなどが英語表記(英語版?)になってしまう

という状態だったので、止めました。

蛇足ですが、『Ubuntuソフトウェアセンター』のインストール方法は、

  1. 画面下部のパネルから『ターミナルエミュレータ』を起動
  2. sudo apt-get install software-center

これだけでした。

Ubuntu Serverで自宅サーバ - Xfceを自動で起動する。

FMV-BIBLO に『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、前々回インストールしたデスクトップ環境の『Xfce』が、ログイン時に自動で起動するように設定したいと思います。

 

1.『startx』だけで日本語の『Xfce』を起動させる

これまでのインストールや設定で、『LANG=ja_JP.UTF-8 startx』とすれば、『Xfce』が日本語で起動するようになっています。

コマンドラインから『Xfce』を起動するにしても、日本語以外で起動することはないと思いますので、『LANG=ja_JP.UTF-8』を入力しなくても良いように設定します。

以前、『CentOS6.6』を設定した時と同じ方法を試したら、上手くいきましたので紹介します。

  1. ターミナルエミュレータを起動し、適当なエディタで、『/usr/bin/startx』というスクリプトファイルを開く(今回も『vi』を使用した例)
    sudo vi /usr/bin/startx
  2. 『a』キーを押して入力モードに入る
  3. 『upset SESSION_MANAGER』の行と『userclientrc=$HOME/.xinitrc』の行の間あたりに『LANG=ja_JP.UTF-8』の行を書き加える
    upset SESSION_MANAGER
    LANG=ja_JP.UTF-8
    userclientrc=$HOME/.xinitrc
  4. 『ESC』キーを押して編集モードに入る
  5. 『:wq』と入力して実行し、変更を保存する

これで、今後はコマンドラインから『startx』だけで、日本語の『Xfce』が起動するようになります。

 

2.ログインと同時に『Xfce』を起動させる

本題の『Xfce』の自動起動です。

『CentOS6.6』の時は、『runlevel』を書き換えるだけで良かったのですが、今回は上手くいきませんでした。

いろいろなサイトのいろいろな方法を試してみたのですが、結局上手くいったのは、次の方法だけでした。

  1. ターミナルエミュレータを起動し、『~/.bashrc』という設定ファイルを開く
    sudo vi ~/.bashrc
  2. 文末へ移動し、『a』キーを押して入力モードに入る
  3. 次の命令を入力する
    if [ “$(tty)” = “/dev/tty1” -o “$(tty)” = “/dev/vc/1” ] ; then
      startx
    fi
  4. 『ESC』キーを押して編集モードに入る
  5. 『:wq』と入力して実行し、変更を保存する

これで、パソコン起動後にログインIDとパスワードを入力すると、『Xfce』が自動で起動するようになります。

 

3.作業を終えて

今回も手探りでしたが、どうにかできました!

とは言っても、本当は『GUI画面からログイン』したかったのですが、

まぁ良しとしましょう。。。

 

何となく『ディスプレイマネージャー』なるものがカギを握っていて、いろいろなサイトのいろいろな方法が上手くいかなかったのも、その辺に問題があるのではないかと想像していますが、ちょっと勉強不足で分かりません!

誰か詳しい人がいたら、教えてください!

Ubuntu Serverで自宅サーバ - かな漢字変換できるようにする。

FMV-BIBLO NB20D/Aに『Ubuntu Server』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、『かな漢字変換』ができるように『fcitx-mozc』を導入したいと思います。

因みに前回は、GUI環境として『Xfce』をインストールしました。

 

1.インプットメソッドは、『IBus』か『Fcitx』か

日本語を含む多言語を入力するための仕組みである『インプットメソッド』として、本家(国際版)の『Ubunt 14.04 LTS』では、『IBus』が採用されているらしいのですが、日本語版の『Ubunt 14.04 LTS 日本語Remix』では、『Fcitx』が採用されています。

『IBus』では次のような使用上の難点があるため、『Fcitx』の方が良いようです。

  • 直接入力になっているのか、全角入力になっているのか一目でわからない
  • 言語バーを表示することができない

ということで、インプットメソッドは、『Fcitx』でいきましょう!

 

2.かな漢字変換エンジンは、『Anthy』か『Mozc』か

日本語の『かな漢字変換』を行う仕組みは、本家(国際版)の『Ubunt 14.04 LTS』では、『Anthy』が採用されているらしいのですが、日本語版の『Ubunt 14.04 LTS 日本語Remix』では、『Mozc』が採用されています。

『Mozc』の方が圧倒的に変換効率は良いそうですが、『Ubuntu』の仕組み(作りこむ手間?)の関係で、『Anthy』がデフォルトとなっているようです。

ということで、かな漢字変換エンジンは、『Mozc』でいきましょう!

 

3.『fcitx-mozc』の導入

いろいろ書きましたが、餅は餅屋、日本語環境は『Ubuntu Japanese Team』、つまりは『Ubunt 14.04 LTS 日本語Remix』で採用されている日本語入力環境に従いましょうということです。

導入は簡単です。

  1. 『画面下のパネル』または『アプリケーションメニュー』から『ターミナルエミュレータ』を起動します。
  2. 『sudo apt-get install fcitx-mozc』と入力して実行します。
  3. インストールが無事に終了したら、パソコンを再起動します。

これで、『かな漢字変換』による入力ができるようになりました!

 

4.作業を終えて

インストールはとても簡単でした。

実際のところ、『Ibus』と『Anthy』を使っての比較をした訳ではないのですが、その道の専門家である『Ubuntu Japanese Team』の皆さんが取り入れているものなので、間違いはないでしょう。

試してみても、問題なく動作していますし。

それから、『サーバー環境に日本語入力は必要ないのでは』という声も聞こえてきそうですが、

日本人なので、とりあえず

 

と言うことでお許しください。

Ubuntu Serverで自宅サーバ - Xfceをインストール。

FMV-BIBLO NB20D/Aに『Ubuntu Server』をインストールして、自宅で『ファイル共有』や『メディアサーバ』『ゲームサーバ』などができたら便利で楽しいだろうなぁ-じゃあ、やってみよう!という企画です。

今回は、GUI環境として『Xfce』をインストールしたいと思います。

因みに前回は、『Ubuntu 14.04 LTS Server』をインストールして、日本語の文字化けに対処しました!

 

1.自宅でサーバ構築にあたっての方針

そもそもサーバは、『CUI環境(しかも英語!)』で運用することが多いらしいのですが、自宅で楽しく遊ぶのが目的なので、この企画の方針は次のようにしたいと思います。

  1. 小難しいコマンドなどは(カッコイイけど)出来るだけ抜きにして、『GUI』でできることは『GUI』で行う。
  2. 気づいていない人も居るかも知れませんが、)私は英語が苦手な一般的な日本人なので、出来るだけ日本語で表示されるように設定する。
  3. とは言っても古いパソコンを使用するので、あまり重たくならないように気を付ける。
  4. あとは、楽しく。辛いのは嫌い

大体こんな感じで、気軽に構築してきたいと思います。

 

2.Japanese Teamのパッケージリポジトリを追加

『Ubuntu日本語Remix』を提供してくださっている『Ubuntu Japanese Team』のサイトでは、残念ながら『Ubuntu Server』の日本語Remix版は出していないようです。

しかしながら、『Ubuntuの日本語環境』というページ、Japanese teamによる追加パッケージの利用方法として『サーバ版を使用している場合は…』とありますので、『Ubuntu Server』にも適用できそうです。

実際にどんな効果があるのかは理解できていませんが、適用して損はなさそうなので実施してみます。

コマンドプロンプトから、次の3つのコマンドを実行します。

  • wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add –
  • wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add –
  • sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list

以上のコマンドが無事終了したら、お決まりの2つのコマンドを実行します。

  • sudo apt-get update (サーバからパッケージリストを取得する)
  • sudo apt-get upgrade (パッケージをアップグレードする)

 

3.GUI環境のインストール

ではでは、本題の『GUI環境』のインストールです。

あまり重くなく使えて、日本語も使えて、かつインストール方法を見つけることができた『GUI環境』は、次のとおりでした。

  1. Fluxbox
  2. LXDE
  3. Xfce
  4. MATE

『Fluxbox』は、非常に興味があるウィンドウマネジャーなのですが、少し難しそうなのでパスします。

『MATE』は、別途リポジトリの追加が必要そうなので、(その辺の仕組みが良く分かってないので)パスします。

『LXDE』と『Xfce』との一騎打ちですが、『LXDE』は非常に軽量だった記憶があるのですが今回はパスし、(ネズミのマスコットが可愛いので)、『Xfce』をインストールしようと思います。

なお、『Xfce』なら『Xubuntu』、『LXDE』なら『Lubuntu』という公式のフレーバーがあるので、それをインストールして、日本語化とオフィスなどの不要アプリケーションの削除をした方が早いのでは!という意見もあるかとは思います。

が、どうやら『Xubuntu』や『Lubuntu』を適用すると折角の『LTS』なのにサポート期間が5年から3年に短くなってしまうようなので、別途デスクトップ環境をインストールすることにします。

いつものように前置きが長くなりましたが、インストールです。

まず日本語フォントをインストールしておきます。

  • sudo apt-get install fonts-takao-pgothic
  • sudo apt-get install fonts-takao-gothic
  • sudo apt-get install fonts-takao-mincho

日本語フォントが無事にインストールできたら、『Xfce』をインストールします。

  • sudo apt-get install xfce4

ついでに『xfce4』の便利グッズをインストールします。

  • sudo apt-get install xfce4-goodies

(これらのコマンドは、sudo apt-get install fonts-takao-pgothic fonts-takao-gothic…とスペースで区切って一度に実行するすることができますが、初心者なので問題発生時の切り分けが簡単になるように1つ1つ実行しています。)

 

4.Xfceを日本語環境で起動

それでは、Xfceを日本語環境で起動し、初期設定をします。

  1. 『LANG=ja_JP.UTF-8 startx』と入力して実行します。
  2. 『パネル』ウィンドウがが開き、『ようこそXfceへ。初めてパネルが起動されました。…』というメッセージが表示されますので、『デフォルトを使用する』ボタンを押します。(これはお好みで!)
  3. 画面下部の『パネル』の中のアイコンが表示されていないので、設定を変更します。『アプリケーションメニュー』から『設定』-『外観』を起動し、『アイコン』タブを選んで『Tango』を選択、『Close』ボタンを押します。

これで無事にインストールが終わりました。

 

5.インストールを終えて

何度か試行錯誤を繰り返しながら、文字化けなど問題が出ないような流れでインストールする(私なりの)方法が、以上のとおりです。

途中、パネルがオカシクなり、『Xfce起動後に毎回エラーメッセージが出てしまう。』という原因不明のトラブルにも遭いましたが、その辺の対処法も見つけましたので、今後投稿したいと思います。

また日本語入力など、もう少し設定することもあるのですが、

今日のところは、ここまで!

Ubuntuサーバーの日本語化-文字化けに対処する!

先日、Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aへ『Ubuntu 14.04 LTS Server』をインストールしましたが、その際、日本語の文字化けが酷かったので、対処法をネットで色々と調べてみました。

 

1.言葉は同じ『日本語環境の構築』なのですが

インターネットで『Ubuntuサーバー 文字化け』や『日本語』などで検索すると、『日本語環境の構築(文字化けへの対応など)』について、複数の方法が見つかりました。

しかしながら、実際にそれらの方法を試しても、望んでいたとおりの結果が得られないものもあり、初心者としては、困惑するばかりでした。

結局、『どんな状態から、日本語環境を構築したいか(文字化けに対処したいか)』によって方法が違うようなのですが、私のような初心者には、それが明記されていないことが混乱の元だったので、調べた結果を整理しておきたいと思います。

例によって、初心者の調べた内容なので、

『間違い』や『勘違い』があるかも知れません!

 

2.混乱した最大の原因

先ず、大前提として『Ubuntu 14.04 LTS Server』をインストールし、ログインした直後の『パソコンのCUI画面(標準コンソール)』では、日本語は文字化けして表示できないそうです。

それにも拘わらず、『Ubuntuサーバーの日本語環境構築』と銘打って、言語の設定(ロケール)を日本語に直す方法が書かれたサイトが沢山ありました。

ロケールを変えても日本語は表示されないし、そもそも日本語でインストールすれば、勝手にロケールも日本語になっているのに、何故、これほどまでに『ロケールの変更方法』がでてくるのでしょう。

どうやら、

  1. サーバーは、英語で運用することが多い(ほとんど?)
  2. 他のパソコンからリモートでサーバーに接続したとき、ロケールが日本語になっていれば、そちらのパソコン側では日本語を表示できる

とういうことのようなのです。(実験はしていませんが。。。)

このことに気付くまでに、何回インストールし直したことか(涙)

 

3.場合分けして、『日本語環境の構築』

前置きが長くなりましたが、場合分けして方法を整理してみます。

1)英語でインストールした後、日本語環境を構築する場合

主にリモート接続したパソコンからサーバを操作する(標準的な?)使い方で、日本語環境を構築すると言う場合、このことを指すのだと思います。(ちょっと自信なし)

これで、リモート接続したパソコンでは日本語表示になります(と思います)が、サーバーパソコンでは、文字化けになります。

  1. 日本語関連のパッケージをインストールする
    sudo apt-get install language-pack-ja-base language-pack-ja
  2. ロケールを日本語に変更する
    sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
    source /etc/default/locale

 2)日本語でインストールした後、サーバーパソコン側の文字化けに対処する場合

(上記『1)』で』日本語環境を構築した後も対象です。)

サーバーパソコンの画面(標準コンソール)では日本語が表示できないため、ロケールを英語にして文字化けを無くします。

リモート側では、そのまま日本語表示になる(と思います)。

  1. 適当なエディタで、『~/.bashrc』という設定ファイルを開く(以下は『vi』を使用した例)
    vi ~/.bashrc
  2. 『G』を押して、文末へ移動する
  3. 『$』を押して、行末へ移動する
  4. 『a』を押して、入力モードにする
  5. 『Enter』を2回押して改行し、次の命令を入力する
    case $TERM in
         linux)LANG=C ;;
         *)LANG=ja_JP.UTF-8 ;;
    esac
  6. 『Esc』を押して、編集モードにする
  7. 『:wq』と入力して実行し、変更を保存する
  8. 変更した設定ファイルを反映させる
    source ~/.bashrc

 3)日本語でインストールした後、日本語対応ターミナルエミュレータを入れる場合

あまり推奨されていないようなのですが、サーバーパソコンの画面で、日本語を表示できない『標準コンソール』から、日本語が表示できる『fbterm』というターミナルエミュレータを起動し、日本語を表示できるようにします。

  1. 『fbterm』をインストールする
    sudo apt-get install fbterm
  2. 日本語フォントをインストールする(今回は『unifont』をインストールした例)
    sudo apt-get install unifont
  3. デフォルトの文字サイズ『12』では文字が潰れるので、『~/.fbtermrc』という設定ファイルを変更して文字サイズを『16』にする(以下は『vi』を使用した例)
  4. 『~/.fbtermrc』をエディタで開く
    vi ~/.fbtermrc
  5. 矢印キーで『font-size=12』を探す
  6. 『a』を押して、入力モードにする
  7. 『12』を『16』に書き換える
  8. 『Esc』を押して、編集モードにする
  9. 『:wq』と入力して実行し、変更を保存する
  10. 『fbterm』を起動する
    sudo fbterm

 

4.作業を終えて

今回は、良く分からないながらも、どうにか解決することができました!

とは言うものの、初心者が見よう見まねで作業をしましたので、『無駄な部分』『勘違いしている部分』などもあるかも知れません。

ちなみに、今後は『軽量なデスクトップ環境』をインストールする予定なので、『2)』の方法で、標準コンソールのまま英語表示になるようにしていじっていますが、今のところ特に問題は起こっていません。

また、『1)』については、リモート接続する環境を構築するまでに至っていませんので、実験していませんが、そのうち試してみたいと思っています。

 

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへUbuntuサーバーをインストール

WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズの第4弾で『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』へ『CentOS6.6』をインストールしました。

そしてホームサーバー化するために色々と情報収集や設定をしていたのですが、ファイルサーバーやDLNAサーバーなどの導入方法は見つかったのですが、ゲーム関係のサーバーの導入方法(将棋サーバー、Pioneersサーバーなど)が見つからず、残念ながら断念しました。

と言うことで、改めて『Ubuntu 14.04.2 LTS Server』を使ってホームサーバ化に挑戦したいと思います!

 

1.Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aのスペック

改めて今回使用したパソコンのスペックです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 2000+
  • ビデオ統合チップセット RADEON IGP 320M
  • メインメモリ 512MB(一部VRAMに使用)
  • HDD 40GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ

 

2.Ubuntu 14.04 LTS Server 32bit の準備

意気揚々と『インストールするぞー』と準備を進めようと思ったのですが、残念ながら『Ubuntu』の日本語サイトでは、『Ubuntuサーバー』を見つけることはできませんでした。

なので、諦めます!

 

と言う訳にはいかないので調べてみると、サーバー版のUbuntuにも『Japanese team』のレポジトリを追加して日本語化ができるようなので、ひとまず本家サイトのダウンロードページから『Ubuntuサーバー』をダウンロードしようと思います。

と、思ったら『64 bit only』と書いてありました!

なので、やっぱり諦めます!

 

と、思ったら、本家サイトの奥深くに『Ubuntu 14.04.2 LTS Server 32bit版』のisoファイルが隠されて(?)いました!

続行です!

 

前置きが長くなりましたが、こちらのダウンロードページから『ubuntu-14.04.2-server-i386.iso』をダウンロードしました。

サイズが小さいのでCD-Rにも焼けそうですが、メディアが勿体ないので今回も『Plop Boot Manager』を利用してUSBからインストールしたいと思います。

では、インストールを始めましょう!

 

3.いよいよインストール

今回は、『CUIインストール』なので、画面のスナップショットなしです。

  1. 電源を入れでUSBからブートすると『Language』の画面になるので、『日本語』を選んで実行します。
  2. 『ubuntu』の画面になるので、『Ubuntu Serverをインストール』を選んで実行します。
  3. 『Select a language』で『Japanese』を選んで実行します。
  4. 『選択された言語でインストールを続けますか?』に『はい』と答えます。
  5. 『場所の選択』で『日本』になっていることを確認して実行します。
  6. 『キーボード配列を検出しますか?』に『いいえ』と答えます。
  7. 『キーボードの設定』で『日本語』 になっていることを確認して実行します。
  8. さらに『キーボードレイアウト』で『日本語』になっていることを確認して実行します。
  9. 『ネットワークの設定』で好きなホスト名を入れるか、『ubuntu』のままにして実行します。
  10. 『ユーザとパスワードのセットアップ-新しいユーザの本名』で名前を入れて実行します。
  11. 『ユーザとパスワードのセットアップ-あなたのアカウントのユーザ名』で好きなユーザ名を入れるか、そのままにして実行します。
  12. 『ユーザとパスワードのセットアップ-新しいユーザのパスワード』で好きなパスワードを入力して実行します。
  13. 確認のためパスワードをもう一度入れて実行します。
  14. 『ユーザとパスワードのセットアップ-暗号化しますか?』に答えます。今回は『いいえ』にしました。
  15. 『時間の設定』で『はい』と答えます。
  16. 『ディスクのパーティショニング』で、『はい』と答えます。
  17. 『ディスクのパーティショニング』で、『続ける』を実行します。
  18. 『ディスクのパーティショニング』で、『ガイド-ディスク全体を使う』を選んで実行します。場合によっては『LVM』を使っても良いかも。
  19. 『ディスクのパーティショニング』で、インストールするハードディスクを選んで実行します。
  20. 『ディスクのパーティショニング』で、『ディスクに変更を書き込みますか?』に『はい』と答えます。
  21. 『パッケージマネージャの設定』で空のまま続けます。
  22. 『taskselを設定してます』で、そのまま実行します。
  23. 『ソフトウェアの選択』で、そのまま実行します。
  24. 『ハードディスクへのGRUBブートローダのインストール』で、『はい』で答えます。
  25. 『インストールの完了』で、『続ける』で答えて、インストールメディアを取り除きます。
  26. パソコンが再起動して、インストールは終わりました。

 

4.文字化けに対処する

インストール直後は、言語の設定(ロケール)が日本語になっているにもかかわらず、コマンドラインのメッセージが文字化けして、日本語が表示されているであろうところに『!』みたいな記号が表示されています。

このままでは、確認のメッセージやエラーメッセージなどが文字化けしていて困るので、いろいろと調べてみたのですが、結局インストール直後の『CUI画面』である『標準のコンソール』では、日本語に対応しておらず、日本語を表示することができないようです。

と言うことで、サーバパソコンの『CUI画面』(コンソール)のみロケールを英語にする設定をしてみます。

  1. インストールが終わって再起動した直後の『login:』で『ユーザ名』、続いて『パスワード』を入力してログインします。
  2. 『~/.bashrc』という設定ファイルを修正するので、『vi ~/.bashrc』入力して実行し、エディタで開きます。
  3. 設定ファイルが開くので、下矢印キーで一番下の行まで移動します。
  4. 右矢印キーで、最終行の一番右側に移動します。
  5. 『a』と入力し、入力モードにして、次の命令文を入力します。
  6. 『Enter』を二回押して、改行します。
  7. 『case $TERM in』と入力し、改行します。
  8. 『    linux) LANG=C ;;』と入力し、改行します。
  9. 『    *) LANG=ja_JP.UTF-8 ;;』と入力し、改行します。
  10. 『esac』と入力し、改行します。
  11. 保存してエディタを終了するため、エスケープキーを押して、コマンドモードにして、『wq!』と入力し、実行します。
  12. エディタが終了してコマンドプロンプトが表示されますので、いま書き換えたファイルを実行するため、『source ~/.bashrc』と入力して実行します。

これでメッセージが英語化され、文字化けがなくなりました。

文字化けの心配がなくなったので、速やかにパッケージの更新をしておきましょう!

『sudo apt-get update』

『sudo apt-get upgrade』

です。

 

5. インストールを終えて

サーバ用途なので、あまり不必要なソフトは入れたくないのと、パソコンが非力すぎて、『Ubuntu 14.04 日本語Remix』がマトモに動かなかったこともあり、『Ubuntu 14.04 Server』をインストールしてみました。

インストール自体は日本語なので、簡単に行うことができましたが、インストール後に日本語が使えず(それどころか、文字化けしていた)、この問題を調べて対処するだけで3日間かかってしまいました。

ネット上には、『Ubuntuサーバーを日本語化する』という情報がたくさんあったのですが、どうやら、遠隔操作する場合に、操作する側のパソコンで日本語表示に対応する方法のようで、『Ubuntuサーバー』がインストールされたパソコン(のCUI画面)では、日本語が表示できないようです。

サーバー用途ですが、『コマンドライン』だけで操作するのは初心者には厳しいのと、英語表示も(私には)厳しいので、『GUI』で操作できるようにデスクトップ環境を導入する方法を調査したいと思いますが、

ダメだったら違う方法でサーバー構築するかも知れません!

 

CentOS6.6で自宅サーバ-ソフトウェアの自動更新。

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AにインストールしたCentOS6.6を使って、『いろいろ調べながら少しずつ自宅サーバを構築してみる』シリーズです。

今回は、『ソフトウェアの自動更新』を設定してみます。

 

1.ソフトウェアの自動更新って?

Windowsでもそうですが、CentOSでもセキュリティに脆弱性が発見されたり、プログラムにバグがあったりした場合に、インターネットを介して更新プログラムが配信されるようです。

ディスクトップ環境であれば、パソコンを起動して使用する度に、更新プログラムがあれば手動でダウンロードや更新をすれば良いと思います。

しかしながら、常時起動しているサーバでは、毎日サーバのところまで行って、更新プログラムがあるかを確認するといったことはしないでしょう。

と言うことで、『セキュリティに関する更新』を自動でインストールするように設定します。

 

2.なぜ『セキュリティに関する更新』だけ?

サーバ用途では、インストールされている色々なソフトが常時最新に保たれていることより、少しくらい古くても安定的に稼働していることが重要です。

ですので、基本的にはバンバン更新したりしないものみたいです。

そうは言っても、『セキュリティに関する更新』は、待ったなしですので、自動で更新するようにします。

そういえば、昔、サラリーマンとしてシステム開発の仕事を始めた頃、先輩から『システムの改修をするときには、必要最低限のところだけ直して、プログラムの他の部分がちょっと変に見えても(バグでない限り)直さない』と言われたことがあります。

ちょっとオカシク思えても安定して動いているものを不用意にいじらないというのは、政治や社会の仕組みなども含めて世の法則なのかも知れません。。。

先輩曰く『変えるときは、全体を作り直すとき』だそうです。

 

3.ソフトウェアの自動更新

では、実際にやってみましょう!

  1. 『システム』メニューから『設定』-『ソフトウェア更新』と選び、詳細設定ツールを開きます。
  2. 『更新を確認する』は『毎日』のまま、『自動的にインストール』を『セキュリティ更新のみ』に変更し閉じます。ソフトウェア更新

以上で、設定が完了しました。

今回もGUIでの設定だったので、簡単でしたね。

CentOS6.6で自宅サーバ-IPアドレスの固定化。

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AにインストールしたCentOS6.6を使って、自宅サーバを構築し、『ファイル共有』や『メディアサーバ』『ゲームサーバ』などに利用できたら便利で楽しいだろうなぁ。

と言うことで、いろいろ調べながら少しずつやってみるか企画です。

今回は、『IPアドレスの固定化』をしてみます。

 

1.なぜ固定化するの?

サーバへは、いろいろな用途で他の機器からアクセスすることになりますが、その際、IPアドレスでサーバを特定してアクセスします。

サーバのIPアドレスが毎回変わると、アクセスの都度、現在のIPアドレスを調べなくてはなりません。

それでは困ります(実用に耐えない)ので、常に同じIPアドレスでアクセスできるように、IPアドレスを固定化します。

 

2.アドレスは何番に固定するの?

特別なことをしていない限り、各機器へIPアドレスを割り当てる『DHCPサーバ』の役割は、ブロードバンドルーターが担っていると思います。

ブロードバンドルーターによって違うので、それぞれのマニュアルを確認する必要がありますが、今回使っているブロードバンドルーターは、『192.168.1.1』を自分自身で使い、『192.168.1.2』から『192.168.1.33』を他の機器へ自動で割り当てているようです。

ネットワーク上に同じIPアドレスの機器が存在してはいけませんので、サーバに固定で割り当てるIPアドレスは、この範囲を外して決める必要があります。

と、いうことで今回は『192.168.1.201』あたりにしたいと思います。

参考にした本によると、『4つ目の数字だけ254以下の大きな数字にすれば、大抵の場合大丈夫。』だそうです。

 

3.IPアドレスの固定化

では、実際にやってみましょう!

  1.  『システム』メニューから『設定』-『ネットワーク接続』と選び、設定ツールを開きます。ネットワーク接続
  2. 『Auto eth0』を選び『編集』を押します。
  3. 『Auto eth0の編集』ウィンドウが開きますので、『IPv4のセッティング』タブを選びます。IPアドレス設定
  4. 『追加』を押し、『アドレス』に『192.168.1.201』、『ネットマスク』に『24』、『ゲートウエイ』にブロードバンドルーターのアドレスを入力します。
  5. 『DNSサーバー』にもブロードバンドルーターのアドレスを入力します。
  6. 『適用』を押し、パスワードを入力したら、『認証する』を押します。

以上で、設定が完了しました。

 GUIで設定できるとLinuxでも簡単ですね。