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Kona Linuxで自宅サーバ - Asunder CD RipperでCDの取り込み。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、前回構築した『DLNAサーバ』で家庭内LAN上の機器へ音楽ファイルを配信するために、手持ちのCDをハードディスクへ取り込んでみたいと思います。

 

1.そもそも音楽CDを取り込むのは違法?

少し前に著作権法が改正されて、個人的な利用でもコピーはダメ的なイメージがあったので、今回の作業前に調べてみました。

結論から言うと合法みたいです。

 

違法なのは、(個人的な利用の目的であっても)コピー防止機能を解除してパソコンに取り込んだりすることとのこと。

 

平成24年10月から変わった著作権法で扱いは、政府広報によれば

『なお、一般に音楽CDはコピー防止機能が施されていませんので、個人的な利用の目的であれば、音楽CDを自分のパソコンや携帯音楽プレーヤーなどに複製することは、違法ではありません。』

だそうです。

詳しくは、『政府広報オンライン 平成24年10月から著作権法が変わりました』をご覧ください。

 

あ、それから、日本レコード協会によれば、

『レンタル店から借りたCDを自分で聞くためにコピーすることは、「私的使用のための複製」に該当するのでコピーできます。違法ではありません。』

だそうです。レンタルCDを取り込むのって、正式に合法だったんですね!

ま、長いことレンタルしてないけど。

 

詳しくは、『一般社団法人 日本レコード協会 音楽CDの利用について Q&A集[コピー編]』をご覧ください。

ということで、安心して音楽CDを自宅サーバに取り込もうと思います。

 

2.『Asunder CD Ripper』をインストール

さてさて、自宅サーバとして使用している『Kona Linux 2.3 black』を使って音楽CDを取り込もうとしたのですが、CDを取り込む機能の付いたアプリケーションはインストールされていないようです。

既に再生ソフトはインストールされているので、再生機能のない単純なCDリッピングソフトの『Asunder CD Ripper』をインストールしようと思います。

このソフト、インターネットから取得するCD情報(CDのタイトルとかアーティスト名とか)の取得率が良いらしい(?)ですね。

設定も簡単そうだし、取り敢えずこれにしておきます。

 

では、インストールです。

 

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓から『asunder』と入力し、『詳細情報』ボタンを押すAsunderインストール
  3. 『詳細情報』画面で『Add-ons』にチェックし、インストール詳細画面

 

無事にインストールが済むとメニューの『サウンドとビデオ』に登録されます。

 

3.『Asunder CD Ripper』を設定

続いて取り込み先と取り込み形式の設定をします。

 

  1. メニューから『サウンドとビデオ』-『Asunder CD Ripper』を開くAsunder起動
  2. 『設定』ボタンを押し『全般』タブを開き、『保存先フォルダ』に前回『Rygel』で指定したフォルダを指定保存先指定
  3. 『エンコード』タブを開き、好みの保存形式を選ぶ(例は『FLAC』)保存形式指定

 

これで、設定は終了です。

 

4.作業を終えて

取り敢えず『DLNAサーバー』で音楽ファイルを共有することができました。

今回は手持ちの音楽CDのバックアップも兼ねて、取り込み時の『エンコード』を『可逆圧縮』の『FLAC』形式にしました。

圧縮後の容量も大きいし、『MP3』形式などと比べて対応聞きは少ないかも知れませんが、家庭内LAN上での共有なので、それぞれの機器で聞くことができれば、それで良いと思います。

『Windowsパソコン』からは、『Windows Media Player』で聞くことができました。

『Linuxパソコン(Mint17)』からは、『Banshee(設定から拡張機能の『UPnPクライアント』をチェック)』で聞くことができました。

『Androidタブレット』からは、適当な『DLNAクライアント』アプリで大丈夫でした。

残念なのはテレビ、『PanasonicのVIERA』からは聞くことが出来なかったこと。

ただ他の形式で試しても聞くことができなかったので、単にDLNAによる音楽再生に対応していないのかも。。。

しかし、CDの取り込みって時間かかるし大変!

 

因みに、インターネットからのCD情報の取得、良好です。

結構マニアックなCDを持っていることを自負しているのですが、

おニャン子クラブの『PANIC THE WORLD』とか、うしろゆびさされ組の『ふ・わ・ふ・ら』あたりも取得するし、小比類巻かほるの『No Problem』、あがた森魚の『永遠の遠国の歌』なんかも大丈夫。

The SUZUKIムーンライダーズ鈴木慶一鈴木博文兄弟のユニット)の『meets GREAT SKIFFLE AUTREY』まで大丈夫でした。

何故だかjessica mauboyの『BEEN WAITING』はダメでしたが。。。

 

 

 

Kona Linuxで自宅サーバ - RygelでメディアファイルをDLNA共有。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、『DLNAサーバ』を構築し、家庭内LANに接続した複数の機器で写真や音楽、動画などのファイルを共有してみたいと思います。

 

1.『Rygel』をインストール

Linuxでよく使われている『DLNAサーバ』には、『Media Tomb』や『Ready Media (MiniDLNA)』があるようですが、GUIで簡単に設定できるものとして『Rygel』というものがありました。

機能的には、家庭内LANに接続した他のLinuxパソコンやWindowsパソコン、DLNAに対応したテレビ、Androidタブレットなどからアクセスして、CDから取り込んだ音楽を聴いたり、撮りためた写真や動画を見たりできれば文句なしです。

どの『DLNAサーバ』もこれらの機能を(たぶん)満たしているような感じなので、一番簡単そうなものにしました。

 

では、インストールです。

 

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓から『rygel』を検索し、本体をインストールrygelインストール
  3. 検索窓に『rygel-』と入力し、表示された中から『rygel-preferences』をインストールGUIツール

 

非常に簡単にインストールできました。

 

2.『Rygel』の設定

最初『rygel』だけをインストールしましたが、ネットで紹介されているようなGUIを起動することができず、途方に暮れていました。

どうやらGUIの機能は別で用意されているらしい、ということが分かり、『rygel-preferences』をインストールしたところ、『設定』メニューから『Rygel設定』というものが選べるようになりました。

ということで設定です。

  1. メニューから『設定』-『Rygel設定』を開く
  2. 『DLNAでメディアを共有』にチェックし、『+』を押して共有ファイルを格納するフォルダを指定rygelを設定
  3. 今回は『/srv』にマウントした外付けUSBハードディスクに『music』『pictures』『videos』フォルダを作って共有
  4. 閉じるを押してパソコンを再起動

 

以上で、無事に設定も終わり、他のパソコンやテレビからファイルを見ることができるようになりました。

 

3.作業を終えて

事前に調べたとおり、非常に簡単にインストールと設定が終わりました。

今回は『DLNAサーバ』機能を構築することが目的だったので、以上の内容ですが、この『Rygel』には『DLNAレンダラ』のプラグインもあり、こちらを入れるとスマホからサーバの画面に動画を表示させる操作をすることができるらしいです。

なんだか分からないけど、凄いですね。

 

それから、テレビでの再生では、テレビが対応している動画の形式が少ないため、デジカメで撮った動画が再生できなかったりしています。

トランスコーディングという機能を使えば良いらしいのですが、実力不足でわかりません!

何となく『GStreamer』なるものがキモのような気はしているのですが…

 

そうこう調べているうちに『Universal Media Server』という『DLNAサーバ』を見つけてしまいました。

こっちの方が良いかも。。。

 

もしかしたら、いつの間にか乗り換えているかも知れません!

Kona Linuxで自宅サーバ - ウィルス対策ソフト導入。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、必要度は低いと言われているようですが、『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

 

1.定番の『ClamTk』をインストール

『Linux』は『Windows』ほどコンピュータウィルスが出回っていないらしく、いくつかの参考図書では、『ウィルス対策ソフト』は不要といったことが書いてありましたが、導入する場合は『ClamTk』(正確には『ClamAV』とそのフロントエンドの『ClamTk』)が定番の様ですので、インストールしてみたいと思います。

『ClamTk』は、『Linux』を対象としたコンピュータウィルスだけではなく、『Windows』を対象としたものも発見することができるらしく、今後『ファイルサーバ』を構築する予定もあるので、

ちょうど良いかなぁと思います。

 

では、インストールです。

  1. 『メニュー』-『設定』から『ソフトウェアセンター』を開く。ソフトウェアセンター
  2. 検索窓に『Clam』と入力すると、絞り込まれて『ClamTk』が表示されるので、選択して『インストール』ボタンを押す。

これだけで、インストールは完了です。

簡単!

 

2.『ClamTk』を設定する

インストールが終わったら、定期的にウィルスチェックを行いたいので、スキャン内容やスケジュールなどの設定をします。

  1. 『メニュー』-『アクセサリ』から『ClamTk』を開く。clamtk
  2. 設定ボタンを押し、『スキャン設定』タブで必要な設定をする。clamtk設定画面
    dotで始まるファイルをスキャン ファイル名が『.』で始まる隠しファイルもスキャン
    フォルダーにあるすべてのファイルとフォルダーをスキャン ツリー構造の子孫フォルダ内もスキャン
    sambaフォルダーをスキャン sambaサーバを構築予定なのでチェックをしてみた
  3. 『拡張』から『スケジュール』を開きスケジュールの設定をする。clamtkスケジュール設定
    スキャン対象 コンピュータ全体で良い気がするけど『推奨』の方にしてみた
    スキャンする時間 『4時0分』にして『+』ボタンをクリック
    シグネチャをアップデートする時間 スキャンの前、『3時30分』にして『+』ボタンをクリック

これもまた、簡単に終わりました。

 

3.作業を終えて

日本語化されたGUIのフロントエンドがあるって、なんて素晴らしいんでしょう!

テキストエディタを開いて、正しいのか心配しながら設定ファイルを書き換えるって、やっぱり初心者にはストレスですよね。

慣れてくれば設定ファイルを書き換えることも難しくなくなり、細かい設定などもできて良いこともあるのかも知れませんが、今のところは敷居が高いです。

GUIで設定できるって凄い!

 

Kona Linuxで自宅サーバ - 消費電力を計測してみた。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、ひょんなことからワットモニターを購入したので、サーバ運用にかかる電気代を調べてみました。

 

1.サンワサプライ『TAP-TST14W』を購入

久しぶりに『ヨドバシカメラ』まで車を飛ばしていったのですが、買おうと思っていた品が売り切れていました。

このままでは、無駄に駐車料金だけを払って帰ることになってしまうと思っていたところ、『ワットモニター』が安かったので買って事なきを得ました。

しっかりした『ワットモニター』を購入しようとすると結構な出費となってしまうのですが、今回購入したサンワサプライの『TAP-TST14W』は、三口のコンセントタップにワットモニター機能を付けたというもので、便利な表示項目切り替えスイッチなど一切なく、『消費電力』-『積算電力量』-『積算料金』-『電気料金(円/時間)』が4秒毎に自動で切り替わるものです。

ちょっと消費電力を調べるくらいなら、これで充分だと思います。

ワットモニター

2.計測結果と電気代

早速『Kona Linux 2.3 black』をインストールしたFMV-BIBLOに『ワットモニター』を取り付け、計測してみました。

起動後しばらくして、ノートパソコンのモニターがブラックアウトしてから確認したところ、16Wから17W台で推移しているようです。

仮に平均で17Wだとすると、我が家は『電化上手』の契約なので、1日の電気代は現在のところ次のとおりです。

夜間 午後11時から翌朝7時まで 8時間 12.16円/kWh 12.16×8×17÷1000= 1.65円
午前7時から午前10時まで 3時間 25.92円/kWh 25.92×3×17÷1000= 0.08円
午後5時から午後11時まで 6時間 25.92円/kWh 25.92×6×17÷1000= 2.64円
昼(夏季以外) 午前10時から午後5時まで 7時間 31.64円/kWh 31.64×7×17÷1000= 3.77円
昼(夏季) 午前10時から午後5時まで 7時間 38.63円/kWh 38.63×7×17÷1000= 4.60円

これらを合計すると、夏季以外は1日約8.14円、夏季は1日約8.97円くらいです。

計算が間違っていなければ、1ヶ月で300円もしないので、ノートパソコンを付けっぱなしにしても問題ないかなぁと思います。

それにしても、『電化上手』の昼間時間帯って高過ぎぢゃないですか?

 

Kona Linuxで自宅サーバ - セキュリティ更新の自動化。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、前回同様にサーバとして必須(?)の『セキュリティ更新の自動化』をしてみたいと思います。

 

1.『アップデート・マネージャ』で簡単に設定

『Ubuntu Server 』では、『unattended-upgrades』のコマンドで簡単に『重要なセキュリティアップデート』を自動化できましたが、デフォルト以外の設定をしようとするとエディタで設定ファイルを修正する必要がありました。

今回の『Kona Linux』では、『アップデート・マネージャ』でGUIにより、いろいろな設定を簡単にすることができました。

では、早速。

  1. 画面左下の『コーヒーカップ』をクリックし、『設定』から『アップデート・マネージャ』を開きます。
  2. パスワードの入力画面に『ルートのパスワード』を入力します。パスワードの入力
  3. ソフトウェアのアップデートがあるとのメッセージがありましたので、『Install Updates』を押しました。アップデートがあります画面
  4. 『システムは最新の状態です』となったら、『Settings・・・』を押します。システムは最新の状態です
  5. 『Software Sources』が開いたら『ダウンロード元:』の横を押し一番良いダウンロード元に変更します。ダウンロード元の変更
  6. 『Other』を選び『Choose a Download Server』が開いたら『Select Best Server』を押します。一番良いダウンロード元を選ぶ
  7. 『Choose Server』を押して確定します。ここまでは、設定の事前準備です。
  8. ここからが、『セキュリティ更新』の設定本番、『Updates』タブを開きます。自動アップデート設定
  9. 『セキュリティアップデート』にチェックを入れます。
  10. 『Automatically check for updates』を『毎日』にします。
  11. 『When there are security updates』を『Download and install automatically』にします。
  12. 『閉じる』を押して設定を終えたら、パソコンを再起動しておきましょう。

 

2.作業を終えて

またまた、あまりの簡単さに驚きです。

まぁ『Ubuntu Desktop』などでは当たり前なのかもしれませんが、動作が軽快なのが良いですね!

とはいえ、確かに日本語化は『Ubuntu』の方が進んでいるようです。

同じGUIツールでも、『Ubuntu』とその元となっている『Debian』では、日本語化の状態が違っています。

その辺、どうにか統一できないものなのでしょうか?

 

初心者の願いです。

 

Kona Linuxで自宅サーバ - IPアドレス の固定化。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでみたいと思います!

『Ubuntu Server 14.04 LTS』で自宅サーバで楽しんでいましたが、何故かクラッシュしてしまい、再インストールが必要になったので代わりに『Kona Linux 2.3 black』をインストールしてみました。

今回は、サーバとして必須(?)の『IPアドレスの固定化』をしてみたいと思います。

 

1.『ネットワーク接続』で簡単に設定

『Ubuntu Server 』では、GUIのツールをインストールするか、CUIベースで設定ファイルをエディタで書き換えるかでしたが、『Kona Linux』では、『ネットワーク接続』で簡単に設定することができました。

  1. 画面右下の『LANケーブルのような』アイコンを右クリックして、『接続を編集する』を選びます。ネットワーク接続を開く
  2. 『ネットワーク接続』のウィンドウが開きますので、『Wired connection 1』を選んで『編集』を押します。ネットワーク接続
  3. 『Wired connection 1の編集』のウィンドウが開きますので、『IPv4のセッティング』タブを選びます。Wired connection 1
  4. 『方式』を『自動(DHCP)』から『手動』に変更し、『追加』を押して次の項目を入力します。IPアドレス固定化設定
    アドレス 固定したいIPアドレス(今回は:192.168.1.201)
    ネットマスク 通常は255.255.255.0
    ゲートウェイ インターネットに接続に使用するルータのアドレス
    DNSサーバー 家庭ならルータと同じことが多い(?)
  5. 『保存』を押して設定を終えたら、パソコンを再起動します。

 

2.作業を終えて

あまりの簡単さにビックリしました。

考えようによっては、『Ubuntu Server 』でもテキストエディタで簡単に設定することができましたが、『GUI』で設定できた方が、簡単な気がしてしまいます。

それでいて非力な古いノートパソコンでもサクサク動いていますので

恐るべし『Kona Linux 2.3 black』!

 

という感じです。

 

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへKona Linux blackをインストール

久しぶりに、WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズです。

今回は『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』へ『Kona Linux 2.3 black』をインストールしました。

先日まで『Ubuntu 14.04.2 LTS Server』をインストールして、自宅サーバを楽しんでいましたが、『DAAPサーバ』を構築しようと作業しているうちにクラッシュして、再インストールが必要になってしまいました。

それならば、いっそのこと以前から気になっていた『Kona Linux 2.3 black』をインストールしてみようと思った次第です。

次第によっては、『Kona Linux 2.3 black』を使って、自宅サーバを楽しんでしまいます!

 

1.Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aのスペック

改めて今回使用したパソコンのスペックです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 2000+
  • ビデオ統合チップセット RADEON IGP 320M
  • メインメモリ 512MB(一部VRAMに使用)
  • HDD 40GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ

 

2.Kona Linux 2.3 black の準備

『Kona Linux』は、日本の方(?)が作成されているディストリビューションで、しっかりと日本仕様になっています。

作者の方がコーヒー好きということで、名前も『Kona』です。

『Kona』といえば、もちろんハワイのコーヒーですよね!

私もコーヒー好きで、毎日5杯程度はコーヒーを飲んでいますし、1日コーヒーを飲まないと翌日は頭痛がして生活に支障がでるくらいです。

ということで、この『Kona Linux』、以前『Dell DIMENSION 2400』へ『Xfce版』をインストールしてみてから、かなり惹かれていたのですが、なかなか具体的に使用していく機会がありませんでした。

幸か不幸か『Ubuntu 14.04.2 LTS Server』のクラッシュという良い機会(?)がありましたので、インストールしてみたいと思います。

この『Kona Linux』には、高機能系ディストロと軽量ディストロの二本立てで何種類かのディストリビューションが用意されていますが、今回は、自宅サーバにするかも知れないということと、インストールするノートパソコンが非力であることから、最軽量の『Kona Linux 2.3 black』をインストールすることにしました。

インストール用のイメージファイルは、『Kona Linux』の公式サイト(Googleドライブ)から入手することができます。

いろいろな説明書きのファイルもありますので、一通り目を通しましょう。

しかし、これがまたセンスの良い画面なんですよねぇ~。

部分にコーヒーがあしらわれながら、非常にクールな印象なのです。

やっぱりコーヒー好きな人は素敵に違いない!

 

何だか話に脈略が無くなってきましたので、インストールを始めましょう!

 

3.いよいよインストール

それでは、ダウンロードしたイメージファイルをCD-R(!)に焼いたら、CD-ROMドライブからパソコンを起動します。

  1. 電源を入れで暫くすると、CD-ROMからライブ起動します。Kona Linux Live起動画面
  2. 左下、コーヒーカップのアイコンをクリックして『メニュー』を開き、『システムツール』から『Kona Linux インストーラー』を起動します。
  3. 『ハードディスクにシステムをインストールします 続けますか?』の問いに『Yes』で答えます。Kona Linux インストール開始
  4. 『localesを設定してます』の画面で、そのまま『進む』を押します。localesの設定画面
  5. 確認画面が表示されますので『ja_JP.UTF-8』となっていることを確認して『進む』を押します。localesの確認画面
  6. 『console-dataを設定しています』の画面で、そのまま『進む』を押します。console設定画面
  7. 『keyboard-configurationを設定しています』の画面で、そのまま『進む』を押します。keyboard設定画面
  8. さらに『keyboard-configurationを設定しています』の画面が表示されますので、『進む』を押します。keyboard設定画面2
  9. パーティション作成のアナウンスと続行確認のウィンドウが開きますので『Ok』します。インストール続行確認
  10. パーティションを作成するドライブを選びます。(クリーンインストールするなら『sda』で良いでしょう。)パーディション作成ドライブの選定
  11. 今回は、『Ubuntu Server』の時のパーティションが残っていたので、そのままフォーマットだけしました。通常は、メニュー下の『バー』を右クリックして領域を全解放し、再度インストール領域(ext4,boot指定)とスワップ領域(linux-swap)を確保してフォーマットする指定をします。指定後『適用』を忘れずに!パーティション設定
  12. フォーマットや領域変更の操作を適用してよいか聞かれるので、『適用』を押します。領域設定適用確認
  13. 『全ての操作が無事に完了しました』のメッセージが出たら、『閉じる』を押します。適用完了
  14. スワップパーティションに先ほど作成した『linux-swap』パーティションを指定します。スワップ選択
  15. インストールするパーティションに先ほど作成した『ext4』パーティションを指定します。インストール先指定
  16. 先ほど指定したインストール先パーティションのファイルシステムを指定します。今回は『ext4』です。ファイルシステム指定
  17. 『/home』を取るパーティションを聞かれますが、今回は『root』だけなので、そのまま『OK』を押します。home指定
  18. 『ルートのパスワード』『ユーザ名』『ユーザID』『ユーザパスワード』『ホスト名』を入力して『OK』します。ユーザ情報入力
  19. 『GRUB』のインストール先を指定します。クリーンインストールなら『sda』で良いと思います。GRUBインストール先指定
  20. 『システムクロック』をローカルタイムに設定するため『YES』を押します。システムクロック設定
  21. 『タイムゾーンを選択してください』に、『Asia/Tokyo』を選んで『OK』を押します。タイムゾーン設定
  22. インストールの続行を確認されますので、『Yes』を押します。インストール確認画面
  23. 『インストールが完了しました』に『Yes』で答えます。まだインストールは終わっていませんので注意!インストール完了メッセージ
  24. 再起動後『有用なパッケージの追加』で『はい』を押します。当初は『いいえ』としたのですが、どうやら『はい』にしないとインストールが最後まで完了しないようです。有用なパッケージ追加
  25. CPUが『PAE対応』なので『PAEカーネル』をインストールできるというので、『はい』で答えます。PAE対応カーネルインストール
  26. 『PAEカーネルのインストール完了』メッセージが出たら『OK』を押します。PAEインストール注意点
  27. 『おめでとうございます』のメッセージが出たら、インストールが完了です。インストール完了

 

4. インストールを終えて

やっぱり、この『Kona Linux』好きですねぇ。

日本語でインストールは簡単だし、サクサク動くし。

何より

ちょっとオシャレぢゃないですか?

 

まぁ、まだインストールしたばかりで、ほとんど使っていませんので、私のような初心者に使いこなせるかは、もう少し先に。

私にとって『コナコーヒー』は少し苦味が強いのですが、

『Kona Linux』が苦くないことを祈ります。

 

Ubuntu Serverで自宅サーバ - ウィルス対策ソフト導入。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、Linuxでは必須ではないらしいのですが、念のため『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

1.Linuxでの『ウィルス対策』は必要?

結論から言うと『Linuxのためにはウィルス対策は必要ない』という意見が多いようです。

  • Linuxで動作するウィルスは少ない
  • セキュリティが強固で、感染しても被害は部分的
  • サーバは、同じプログラムを動かしていることが多く、新たなプログラムを実行する機会が少ない
  • 基本的にプログラムの入手先が公式リポジトリなど限定的で、ウィルスを受け取る機会が少ない

などの理由が挙げられていました。

では何故Linuxにも『ウイルス対策ソフト』を導入するのでしょうか?

もちろん『念のため』ということもあるのですが、

ファイルサーバなどにWindowsなど他のOS向けのウィルスが置かれてしまい、それが拡散するといったことが起きないようにする。

というのも大きな理由のようです。

Linuxの『ウイルス対策ソフト』なのに、Windowsなど他のOS向けのウィルスも検出できるんですね。凄い!

 

今回のサーバでは、ファイルサーバも導入する予定なので、『ウイルス対策ソフト』も導入してみたいと思います。

 

2.『ClamTK』の導入

それでは、Linuxでよく使われており、Windows向けのウィルスも検出できるという『ClamTK』をインストールします。

あ、実際のウィルス対策は『ClamAV』というソフトで、『ClamTK』はそのGUIフロントエンドということですが、synapticパッケージマネージャから『ClamTK』をインストールすると本体の『ClamAV』もインストールされます。

clamtkインストール

適用を押してインストールが終わると、アプリケーションメニューのアクセサリから『ClamTK』を起動できるようになります。

clamtk起動画面

『GUIバージョン』と『シグネチャ』に赤い警告が出ていますが、無視します。

『GUIバージョン』は、Ubuntuでは、最新版がインストールされないのですが、このままで問題ないそうです。

『シグネチャ』は、ウィルスの定義ファイルなので最新にしておかなくてはいけません。

『定時スキャン』と『シグネチャアップデート』の時間をスケジュールから設定します。

『ウィルススキャナー』ウィンドウから、『拡張』-『スケジュール』と開き、それぞれの時間を『+』ボタンを押して設定します。

clamtkスケジュール設定画面

同様に『ウィルススキャナー』のウィンドウから、『設定』ボタンを押して『設定』ウィンドウを開き、ウィルススキャンの設定をします。

  • Scan hidden files - 隠しファイルや隠しフォルダもスキャンする
  • Scan difectories recurslively - サブフォルダの中もすべてスキャンする
  • Scan for Potentially Unwanted Applications(PUA) - 不要と思われるアプリもスキャンする
  • 20MB以上のファイルもスキャンする
  • Scan samba-related directories - sambaでマウントした共有フォルダをスキャンする

必要に応じてチェックを付けます。

今回は全てににチェックを付けてみました。

clamtkスキャン設定

 

3.作業を終えて

インストールから設定まで簡単にできましたが、実際にウィルス感染をしていないので、不具合なく動いているのかは未確認です。(こればっか!)

テストファイル(擬似的なウィルス?)というものを入手して、チェックする方法もあるようですので、簡単に紹介すると、

  1. テストファイルをインストールして
    sudo apt-get install clamav-testfiles
  2. テストファイルをホームにコピーし
    cp -r /usr/share/clamav-testfiles ~/
  3. スキャンを実行

でできるようですが、私は面倒くさいのでやっていません!

Ubuntu Serverで自宅サーバ - セキュリティ更新の自動化。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回も、サーバとして必須(?)の『自動的にセキュリティ関連の更新をする』ようにしてみたいと思います。

 

1.GUIでの設定、CUIでの設定-どちらが簡単?

Ubuntuのデスクトップ版では、GUIのツール『ソフトウェア・ソース』から、『重要なセキュリティアップデート』や『推奨アップデート』などを定期的に更新する様に設定することができるようですが、当然のように今回の環境ではインストールされていませんでした。

一方CUIでは、『unattended-upgrades』で同様に『重要なセキュリティアップデート』や『推奨アップデート』を定期的に更新する様に設定することができるようです。

こちらは『Ubuntu Server 14.04 LTS』のインストール時にシステムのアップグレードを『自動的にアップデートしない』にしたので、インストールされていないと思っていたのですが、起動はしていないもののインストールされてます。

しかも初期設定のままで良ければ、コマンドを1つ実行するだけで設定も完了するようです。

と言うことで、今回はこの『unattended-upgrades』で『自動的にセキュリティ関連の更新』をすることにします。

 

2.『unattended-upgrades』で自動更新

まず、念のため『unattended-upgrades』がインストールされていることを確認します。

ターミナルエミュレータを起動し、

sudo aptitude search unattended-upgrades

と入力して実行します。

i    unattended-upgrades              – automatic installation security upgrade

と表示されたらインストールされています。

もし先頭に『i』が表示されていなければ、インストールされていませんので、次のコマンドを実行してインストールします。

sudo apt-get update
sudo apt-get install unattended-upgrades

そして『unattended-upgrades』を起動します。

sudo dpkg-reconfigure -plow unattended-upgrades

と入力して実行すると、確認のためのウィンドウが開きますので、『はい』を押します。

unattended-upgrades確認

これで、『重要なセキュリティアップデート』が自動で更新されるようになったハズです。

 

3.作業を終えて

一応設定を終えたものの、実際に不具合なく動いているのか未確認です。

デフォルトの設定では、毎日アップデートを確認しているということで、『重要なセキュリティアップデート』が配付されたらログに出力されると思いますので確認してみます。

なおログは『/var/log/unattended-upgrades/』に出力されるようです。

またデフォルトの設定では、『重要なセキュリティアップデート』のみ更新されます。

サーバなので、これで良いと思いますが、『推奨アップデート』も自動化したい場合は、

sudo vi /etc/apt/apt.conf.d/50unattended-upgrades

として設定ファイルを開き、

//          “${distro_id}:${distro_codename}-updates”;

 

の『//』を消せばよいようです。

この設定ファイルでは、その他にも『unattended-upgrades』の挙動を設定できる様ですが、難しそうなので、

パス!

 

 

Ubuntu Serverで自宅サーバ - IPアドレスの固定化。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、サーバとして必須(?)の『IPアドレスの固定化』をしてみたいと思います。

 

1.GUIの設定ツールを使用した設定

Ubuntuのデスクトップ版では、ネットワーク接続の設定からGUIで簡単に『IPアドレスの固定化』ができるようですが、サーバー版にXfceをインストールした現状では、GUIの設定ツールがインストールされていません!

いろいろ調べたところ、synapticパッケージマネージャから『network manager gnome』のパッケージをインストールすれば、デスクトップ版と同じ様なGUIの設定ツールがインストールできるようです。

インストールするだけでネットワーク接続の編集ができるのであれば、GUIでお気軽に自宅サーバを構築するのに便利だと思い実際にインストールしてみましたが、インストールしただけでは、設定ツールが機能しません

どうやら、既に機能しているネットワーク接続の設定ファイルをテキストエディタで変更してから、GUIの設定ツールを使用して設定し直す必要があるようです。

  1. synapticパッケージマネージャの『クイック検索』で『network manager gnome』を検索し、インストール指定をしてから適用
  2. ターミナルエミュレータを起動し、適当なエディタで『/etc/network/interfaces』を開く
    sudo vi /etc/network/interfaces
  3. 次の2行の先頭に『#』を入力して、コメントアウトし保存する
    # auto eth0
    # iface eth0 inet dhcp
  4. アプリケーションメニューからGUIの設定ツールを開き、新規に固定アドレスの接続設定を作成する
  5. パソコンを再起動する

以上のことをすれば、『IPアドレスの固定化』ができそうですが、これではGUIの設定ツールをインストールする意味がないと言うか、インストール分だけ無駄な気がします。(しかも、『gdm』のインストールが必要かもしれません。)

今回はGUIの方が面倒なので、やめましょう。

 

2.設定ファイルをテキストエディタで変更

設定ファイルをテキストエディタで変更して『IPアドレスの固定化』をする方法は、サーバー版では通常の方法なので、ネットでもたくさんの情報が出てきます。

先ほども出てきた、既に機能しているネットワーク接続の設定ファイル『/etc/network/interfaces』をテキストエディタで変更します。

  1. ターミナルエミュレータを起動し、適当なエディタで『/etc/network/interfaces』を開く
    sudo vi /etc/network/interfaces
  2. 次の行の先頭に『#』を入力して、コメントアウトする
    # iface eth0 inet dhcp
  3. それぞれの環境に応じて設定を入力する(今回は固定したいIPアドレスが『192.168.1.201』、ルーターのアドレスが『192.168.1.1』の場合の例)
    iface eth0 inet static
    address 192.168.1.201
    network 192.168.1.0 (最後を0にすれば良いみたい)
    netmask 255.255.255.0 (通常はこれでOKでしょう)
    broadcast 192.168.1.255 (最後を255にすれば良いみたい)
    gateway 192.168.1.1
    dns-nameserver 192.168.1.1
  4. 保存してエディタを閉じ、パソコンを再起動する

 

3.作業を終えて

ネットワークと言う目に見えないものの設定なだけに、どこかで不具合がでるのではないかと心配ですが、今のところ大丈夫のようです。

特に設定ファイルに記述するアドレスの類は、それぞれの環境によって違うと思いますのでご注意ください。

 

今回は、GUIの設定ツールで作業を進めようとして『Gnomeディスプレイマネージャー』までインストールしてしまったため、環境が滅茶苦茶になってしまいました。

挙句、GUIの設定ツールを使用する必要性がないと判断。

泣きながら再インストールしましたよ。。。あぁ