「幼児向け」タグアーカイブ

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへDoudouLinuxをインストール

最近はすっかり『Kona Linux』に掛かり切りですが、今回は久しぶりに古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズです。

今回は『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』へ『DoudouLinux 2.1』をインストールしました。

 

1.DoudouLinuxって?

壊れても惜しくない古いノートパソコンの使用先として色々と考えていましたが、就学前の小さな子どもに与える初めてのパソコン的なものも良いなぁと漠然と考えていました。

と言うことで、幼児向けのディストリビューションはないかと探していたのですが、なかなか対象年齢と必要とするパソコンのスペックを満たすものが見つけられずにいました。

Qimo』というものが良さそうだったのですが、どうやらサポート期間の終わった古い『Ubuntu』を元にしているようなので断念しました。

そんな時、『日経Linux』2015年9月号の特集で子ども向けの教育用Linuxを紹介していました。

その中では、『DoudouLinux 2.1』が良さそうです。

対象年齢は2歳から12歳で、必要とするパソコンのスペックもCPU800MHz、メモリ256Mバイトと古いパソコンでも十分動きそうです。

問題は日本語対応がないことです。

 

が、良く考えてみたら2歳児とかって、そもそも日本語を読めません!(よね?)

対象年齢2歳以上なら、きっと言葉が分からなくても感覚的に使えるに違いありません!!(たぶん)

それに使っているうちに英語が身につくかも知れません!!!(自信なし!)

 

2.Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aのスペック

改めて今回使用したパソコンのスペックです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 2000+
  • ビデオ統合チップセット RADEON IGP 320M
  • メインメモリ 512MB(一部VRAMに使用)
  • HDD 40GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ

2台同じノートパソコンを持っているうちの1台のハードディスクを換装して直し『Kona Linux 2.3 black』をインストールしていますが、残るもう1台もハードディスクを換装して直しました。

500円で入手したハードディスクを使いましたが、まだまだ現役で頑張ってくれそう(?)です。

ハードディスクの換装手順はこちらの過去の記事をご覧ください。

 

3.いよいよインストール

まずは『DoudouLinux 2.1』を公式サイトからダウンロードします。

ホームページを少し下にスクロールすると枠線で囲まれた『Download the CD now』というところがありますので、『DoudouLinux 2.1 Hyperborea English (1 GB)』をクリックしてください。

ホームページ右側のCDのアイコンに『Download』と書かれたメニューのリンク先にも同じようなところがありましたが、そこからはエラーとなりダウンロードできませんでした。

それでは、入手したISOファイルをDVDに焼いて、パソコンに挿入しインストールしましょう!

  1. CDを入れて起動
  2. 暫くすると『DoudouLinux』がLive起動する
  3. 起動するアプリなどを選択する画面になったら、一番下の『Whole DoudouLinux』を選んで実行
  4. 上部右から2番目の『Work』タブを選び『Accessories』を選ぶ
  5. 『LXTerminal』を選んでコンソールを起動
  6. 『sudo live-installer』と入力し実行
  7. 『Choose your language』で『English(United States)』のまま『Forward』ボタンを押下
  8. 『Choose your timezone』で『Asia/Tokyo』を選択して『Forward』ボタンを押下
  9. 『Choose your keyboard layout』で『Japan』を選択して『Forward』ボタンを押下
  10. 『User information』で『Picture』『full name』『username』『password』を入力して『Forward』ボタンを押下
  11. インストール先のハードディスクを確認して『OK』ボタンを押下
  12. 『Partitioning mode』で『Automatic partitioning using entire disk』を選んで『Forward』ボタンを押下
  13. デスク内のデータが全て消える的なメッセージが出るので『Yes』ボタンを押下
  14. 再度聞かれるので『Yes』ボタンを押下
  15. 『Advanced options』で『UTC』は使わず『GRUB bootloader』のインストール先も『/dev/sda』で良いので、そのまま『Forward』ボタンを押下
  16. 『DoudouLinux installation summary』で(なんとなく)内容を確認し、『install』ボタンを押下
  17. 『Installation finished』のメッセージが表示されたら『Yes』ボタンを押下
  18. CDトレイがイジェクトされたらCDを取り出し『Enter』
  19. パソコンが再起動し、無事インストールが終わりました。

 

4.インストールを終えて

残念ながらインストール中もインストール後もスクリーンショットを取ることができませんでしたので、画面は公式サイトでご覧ください。

全てを動かしてみた訳ではありませんが、概ね良好にストレスなく動いているようです。

 

しかし、この絵柄というか、マスコット的な人物というか、

日本人には馴染めません!

 

使ったことはありませんが、『Qimo』の方が可愛くて良いのです。

誰か最新の『Ubuntu』を使って『Qimo』を復活させてくれないかなぁ。。。