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Ubuntu日本語Remixで自宅サーバ - system-config-sambaを使う

『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定で『Ubuntu 18.04 日本語Remix』をインストールして楽しんでいます。

『USBハードディスク』をパソコン起動時に自動マウントするように設定し、『nautilus』から『samba』で共有しましたが、何をやっても頻繁に繋がらなくなるので、他の方法で『samba』の設定をしてみたいと思います。

 

1.『nautilus』からの共有は難しい(?)

前回予告したとおり(?)共有に失敗して『泣きながら対処』しています。

『Ubuntu 18.04 日本語Remix』では、『nautilus』から簡単に『samba』をインストールし、GUIで任意のフォルダを共有できるのだと思って作業をしていました。

第1回目は、作法に則って(?)共有したいフォルダの入ったUSBハードディスクを『/srv』へマウントし、『nautilus』から『samba』で共有しようと思いましたが、当初『root』の壁にぶつかり設定が出来ませんでした。

試行錯誤の結果、コマンドラインから『sudo nautilus』として『nautilus』を起動しすることにより、『samba』の設定することが出来ましたが、他のパソコンから頻繁に繋がらなくなる事象が発生したため断念しました。

第2回目は、『/srv』に共有したいフォルダの入ったUSBハードディスクをマウントするのを止め、『ホーム』内の『公開』フォルダにマウントして『samba』で共有することにしましたが、こちらも同様に頻繁に繋がらなくなる事象が発生してしまいました。

 

2.何となく分かったこと

試行錯誤と何度かのOS再インストールを経て、何となく分かったような、分からなかったようなことは以下。

  • 『nautilus』のメッセージからの流れで『samba』をインストールして設定すると、『/etc/samba/smb.conf』は更新されず、『/var/lib/samba/usershare/』配下に『共有設定したフォルダ名』の設定ファイルができあがる。
  • 『samba』を『Ubuntuソフトウェア』からインストールした場合と異なり、『system-config-samba』による設定はできない。
  • 『nautilus』からインストールした『samba』と、『Ubuntuソフトウェア』からインストールした『samba』が同じものなのか違うものなのかは(私の能力では)分からないが、少なくとも付随してインストールされるパッケージが全て同じという訳ではないようだ。
  • 『nautilus』の共有機能が、設定ファイルを『/etc/samba/smb.conf』にしていない理由はよく分からないが、この辺が今回のエラーの原因か(?)

 

3.それでもやっぱり、GUIで設定したい!

結局『nautilus』からの共有は諦め、『Ubuntuソフトウェア』から『samba』をインストールして利用することにしました。

インターネットを検索すれば、テキストエディタを使った『/etc/samba/smb.conf』の設定方法が沢山でてきますが、

それでもやっぱり、GUIで設定したい!

 

ということで、『system-config-samba』を利用して、設定したいと思います。

  1. 予め『/srv』へ共有したいフォルダの入ったUSBハードディスクをマウントしておきます。
  2. 『Ubuntuソフトウェア』から『samba』を検索します。sambaを検索
  3. 検索結果に2件表示されるので『samba』を選んで『インストール』を押下します。sambaインストール
  4. 『インストール』が終わったら『起動』を押下します。samba起動
  5. 『端末』から『sudo system-config-samba』と入力し、『samba サーバー設定』を開きます。samba サーバー設定
  6. 『+』マークを押下して『samba 共有を作成』を開き、共有したい『ディレクトリ』『共有名』を入力し、『書き込み可能』『可視』にチェックを入れます。samba 共有を作成
  7. 『アクセス』タブを開き『誰でもアクセスを許可する』を選んで『OK』を押下します。アクセスタブ

これで設定は終わりました、パソコンを再起動すると無事に共有することができました。

 

4.作業を終えて

作業後に確認したところ、『/etc/samba/smb.conf』が更新されていました。

『Kona Linux』でファイルサーバーを設定したときに、テキストエディタを使用して『/etc/samba/smb.conf』を書き換えた経験があるので、それほど難しいものではないというのは分かっているのですが、やっぱり

初心者にはGUIが簡単で良い!

 

とおもいました。

しかし、『nautilus』も『system-config-samba』のように『/etc/samba/smb.conf』を書き換えて設定してくれれば良いのに。。。

なんか、わざわざ

ややこしくしているだけじゃん!

 

と思う、初心者の私でした。

Ubuntu日本語Remixで自宅サーバ - sambaで共有するフォルダを/srvから/homeへ

『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定で『Ubuntu 18.04 日本語Remix』をインストールして楽しんでいます。

『USBハードディスク』を『/srv』へマウントし『nautilus』から『samba』で共有しましたが、他のパソコンから頻繁に繋がらなくなる事象が発生しましたので、他の方法で『samba』共有してみたいと思います。

 

1.共有フォルダに繋がらない

『Ubuntu 18.04 日本語Remix』では、ファイルマネージャーソフトの『nautilus』から、簡単に『samba』による共有ができるようだったので、『USBハードディスク』を『/srv』へマウントし、『root』の壁を乗り越えて、どうにかこうにか設定しました。

実際に少しの間は共有できていたのですが、何かのタイミングで、次のようなメッセージが出るようになり、他のパソコンから頻繁に繋がらなくなってしまいました。

sambaアクセス不能

 

 

2.『nautilus』で作られる『samba』の設定ファイル

それならば『samba』の設定ファイル『/etc/samba/smb.conf』は、どんな風に作られて(変更されて)いるのだろうかと思い、中を覗いてみたところ、『nautilus』からの設定は全く反映されていない様子でした。

????

 

少し調べてみると、『nautilus』からの設定は『/var/lib/samba/usershare/』配下に『共有設定したフォルダ名』の設定ファイルができあがるらしい。

実際に見てみると確かにできている。

 

試しに自分の『ホーム』配下の『公開』フォルダを『nautilus』から『samba』による共有してみると、見事に同じような内容の設定ファイルが出来上がっていました。

 

3.『ホーム』内のフォルダを共有フォルダに!

こうなると設定ファイルに何の問題があるのか、

全く分かりません!

 

ということで、採り得る方法は2つです。

  1. 『nautilus』からの設定を諦め、『/etc/samba/smb.conf』を書き換えて『samba』で共有する
  2. 『/srv』配下に共有フォルダを置くのを止めて、『ホーム』内の『公開』フォルダを『samba』で共有する

通常のサーバ運用なら、きっと『案1』を採用するのでしょうが、今回は『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用するノートパソコンへの設定です。

『/home/ユーザー名/公開』に『USBハードディスク』をマウントして、『公開』フォルダを家庭内で共有することにします。

当初は『/home』や『/home/ユーザー名』に『USBハードディスク』をマウントして、火事などの緊急事態に『/home』を持って逃げられるという『おまけ』付きで共有しようかと考えていたのですが、USBハードディスク』が問題を起こしてシステムが動かなくなると嫌なので止めておきました。

 

4.まずは『USBハードディスク』のマウントポイントを変更

  1. 最初に端末から『sudo nautilus』で『nautilus』を開き、『/srv』配下の共有設定を解除します。
  2. ユーティリティアプリケーションの『ディスク』を起動し、『歯車マーク』を押して『マウントオプションを編集…』を選び、『マウントオプション』画面を開きます。
  3. 『User Session Defaults』を『オン』にして『OK』ボタンを押下します。
  4. 『ディスク』を閉じて、パソコンを再起動すると、無事に『USBハードディスク』を『/srv』から切り離すことができました。
  5. 次に再度、ユーティリティアプリケーションの『ディスク』を起動し、『歯車マーク』を押して『マウントオプションを編集…』を選び、『マウントオプション』画面を開きます。
  6. 『User Session Defaults』を『オフ』にして『Mount at system startup』にチェックを入れ、『マウントポイント』を『/home/ユーザー名/公開』に変更し、『OK』ボタンを押下します。
  7. パソコンを再起動すると無事に『USBハードディスク』が『/home/ユーザー名/公開』にマウントされました。

 

5.『公開』フォルダを『nautilus』から『samba』で共有

  1. 『nautilus』を開き『公開』フォルダを右クリックし、プロパティを開きます。
  2. 今まで色々と設定を繰り返していたからか、何か違う理由からか、『公開』フォルダの所有者が『root』になっていて共有できません。
  3. ユーティリティアプリケーションの『ディスク』を起動して、一旦『User Session Defaults』を『オン』にしてマウントを解除しパソコンを再起動します。
  4. 再起動後『公開』フォルダのプロパティを確認すると所有者は自分になっていました。
  5. 仕方がないので『公開』フォルダ配下に『USBハードディスク』をマウントするためのフォルダ(マウントポイント?)を作成します。今回は仮に『SHARE』としました。
  6. 再度『ディスク』を起動し、『USBハードディスク』を先ほど作った『SHARE』にマウントします。
  7. パソコンを再起動し『nautilus』で確認すると『SHARE』に『USBハードディスク』がマウントされていますが、所有者が『root』になっていて共有できません。
  8. その上の階層のフォルダ『公開』の所有者は自分のままだったので、こちらを共有してみます。
  9. 『公開』フォルダを右クリックし、プロパティを開きます。
  10. 『ローカルネットワーク共有』タブを選び、共有名を分かりやすい名前に変更し、(外部に接続していないので)全てのチェックを入れ、『共有を作成』を押下します。
  11. アクセス権付与に関するメッセージがでますので、『自動的にアクセス権を付加する』を押下します。

これでどうやら『USBハードディスク』を『samba』で共有できたようです。

また少し使ってみて問題がでたら、

泣きながら対処します。

 

6.作業を終えて

『公開』フォルダの所有者はそのままなら『自分』です。

『USBハードディスク』をただパソコンに接続すると『/media/ユーザー名』にマウントされて、こちらも所有者は『自分』です。

しかしながら『公開』など他の場所へ『nautilus』でマウントすると所有者が『root』になってしまいます。

これはきっと何かシステム的に問題が起きないように配慮されているに違いありません(と思います)。

ということで、『公開』フォルダの配下に所有者が『root』になってしまう『SHARE』フォルダ(マウントポイント)を作り、所有者が自分のままとなった『公開』フォルダごと共有してみました。

『SHARE』フォルダのプロパティをみると所有者は『root』のままですが、『nautilus』の『ローカルネットワーク共有』機能によって『自動的にアクセス権を付加する』を選ぶとアクセス権は共有に都合が良いように変更されるようです。

やれやれ、これで問題が無ければ良いのですが。。。

 

Ubuntu日本語Remixで自宅サーバ - sambaでファイルサーバ!

『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定で『Ubuntu 18.04 日本語Remix』をインストールして楽しんでいます。

今回は、前回自動マウントに成功したUSBハードディスクを『samba』で家庭内の他のパソコンと共有してみたいと思います。

 

1.『ファイル(Nautilus)』を使って簡単に共有(失敗!)

前回『/srv』にマウントしたUSBハードディスクは、『Kona Linux』で運用していた『自宅サーバ』で元々使っていたものなので、共有フォルダとして『/samba』というフォルダが作ってあります。

今回は、こちらを共有してみようとおもいましたが、失敗しました(涙)

  1. ディスクトップ左側のドッグから『ファイル(Nautilus)』を開きます。Nautilusを開く
  2. 『USBハードディスク(ここではSHARED-HDD)』を右クリックし、『/srvのプロパティ』を開き、『ローカルネットワーク共有』タブを開きます。/srvのプロパティ
  3. 『共有を作成』しようとすると『共有サービスがインストールされていません』というメッセージが出るので、『サービスのインストール』を押下します。共有サービスインストール
  4. 『ソフトウェアの追加インストールを行いますか?』の問いに『インストール』を押下します。追加インストール
  5. 認証のあと『フォルダーの共有』が操作できるようになります。オプション設定
  6. 『共有名』を分かりやすい名前に変更し、(外部に接続していないので)全てのチェックを入れ、『共有を作成』を押下します。全てにチェック
  7. 『エラー255』が出て、共有できませんでした(涙)エラーで設定失敗
  8. ちなみに自分の『ホーム』内の『公開』フォルダに同様の操作をしてみました。公開フォルダで設定
  9. アクセス権の付与に関するメッセージが出ましたが、『自動的にアクセス権を付加する』を押下し、無事に共有することができます。公開フォルダは設定できる

 

2.作業を終えて

今回は、Linuxの作法どおり(?)、サーバで使用するデータを保管する『/srv』にsambaで共有するフォルダを作って、『ファイル(Nautilus)』から共有を試みました。

が、残念ながら『root』の壁にぶつかり共有できませんでした。

こうなるとコマンドラインから設定をするか、USBハードディスクのマウント先を『/home/ユーザー名』配下にするか、『GUIのsamba設定ツール』を探すかというところです。

ちょっと考えて、一番良さそうな方法を試したいと思います。

 

2018.07.21追記

3.できました!

『/srv』配下のフォルダをsambaで共有するために『ファイル(Nautilus)』からの操作を試みましたが『root』の壁にぶつかり失敗しました。

『ファイル(Nautilus)』をスーパーユーザー(root権限?)で起動出来たら、設定できるかなと思いましたが、『Ubuntu18.04』から『gksuパッケージ』が削除されてるということで、『GUIのsamba設定ツール』をネットで探していました。

その様な中、偶然、コマンドラインから『sudo nautilus』で『ファイル(Nautilus)』をスーパーユーザー(root権限?)で起動できるような記事がありましたので、早速起動してみました。

するとどうでしょう

 

『ファイル(Nautilus)』を起動することができました。

早速『フォルダの共有』の操作をしてみると、先ほどのエラーは出ず、sambaで共有することができました。

使っていて何か不具合がでたら、また報告いたします。

 

Ubuntu日本語Remixで自宅サーバ - USBハードディスクを自動マウント。

『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定で『Ubuntu 18.04 日本語Remix』をインストールして楽しんでいます。

今回は、サーバー用のデータを保存しているUSBハードディスクを現行のサーバから付け替え、自動でマウントするようにしてみたいと思います。

 

1.改めて、サーバのデータ保存用ハードディスク

現行『Kona Linux』で運用している『自宅サーバ』では、ファイルサーバやメディアサーバの保存先として、『/srv』にUSBハードディスクを自動マウントしています。

火事や地震なの不測の事態が起こった時に

『スポッ』と抜いて持って逃げようという計画です。

 

新しく『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定の『Ubuntu 18.04 日本語Remix』へこのUSBハードディスクを移設する作業です。

 

2.『Ubuntuサーバー』や『Kona Linux』とは大違い

以前『Ubuntuサーバー』や『Kona Linux』で同様のことをした時には、GUIで簡単に設定する方法を見つけることができず、CUIで『UUID』を調べてから『/etc/fstab』を編集しました。

今回は、『Ubuntu 18.04 日本語Remix』にプリインストールされたユーティリティアプリケーションの『ディスク』だけで設定が済んでしまいました。

なんて便利な世の中だ。

 

3.『ディスク』から簡単に設定

それでは、早速設定を始めます。

  1. まず自宅サーバ用のパソコンにUSBハードディスクを接続しておきます。
  2. ユーティリティアプリケーションの『ディスク』を起動する。
  3. 『/media/ユーザー名/』にマウントされたUSBハードディスクがあるので、『■(停止マーク?)』を押して、アンマウントする。ユーティリティ『ディスク』
  4. 『歯車マーク』を押して『マウントオプションを編集…』を選び、『マウントオプション』画面を開く。マウントオプション画面
  5. 『User Session Defaults』を『オフ』にして、『Mount at system startup』にチェックを入れ、『マウントポイント』を『/srv』に変更し、『OK』ボタンを押下する。マウントオプション設定

これで設定は終わりです。

パソコンを再起動するとUSBハードディスクが『/srv』に自動でマウントされました!

 

4.作業を終えて

本当に簡単でした。

『Ubuntuサーバー』や『Kona Linux』での設定は、勉強にはなりましたが、インターネットで調べつつ作業をしても、合っているのか不安でした。

今回は、インターネットで情報が見つからなかったのですが、何となく設定やプリインストールのアプリケーションを探していたら、それっぽいアプリケーションが見つかり、適当に設定したら出来てしまいました。

今は何となく動いていますが、

感で作業をしたので、合っているか不安です。。。

Kona Linuxで自宅サーバ - USBハードディスクを自動マウント。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、サーバ用のデータを保存するためにUSBハードディスクを自動でマウントするようにしてみたいと思います。

1.基本はUbuntuサーバーのときと同じ

2015年5月25日に投稿した記事と基本的に同じですので、詳しくは御一読いただければと思いますが、少し操作の違う部分もありましたので、その辺を中心に書きたいと思います。

 

2.識別子『UUID』を調べる

Ubuntuサーバーのときと同様に、誤って違う媒体をマウントしてしまうことがないように、固有の識別子『UUID』を使って設定します。

USBハードディスクの『UUID』の調べ方です。

  1. Kona linux が起動したパソコンにUSBハードディスクを挿します。
  2. 『メニュー』の『設定』から『GParted』を起動します。
  3. 『GParted』が起動すると、ウィンドウの右上に現在選ばれているハードディスクが、『/dev/sda (37.26GiB)』などと表示されている。
  4. その部分をクリックし、USBハードディスクに変更する。今回は『/dev/sdb (931.51GiB)』でした。
  5. その真下の太いバーの部分をクリックする。
  6. 『パーティション』メニューから『情報』を開くと『UUID』が記されています。

 

3.『/etc/fstab』の編集

前回同様『/etc/fstab』を編集します。

今回は、デバイスは先ほど調べた『UUID』で指定し、マウントポイントは『/srv』、USBハードディスクは『NTFS』でフォーマットされているという前提で編集します。

  1. 『メニュー』の『アクセサリ』から『システムターミナル・スーパーユーザモード』を起動します。
  2. 『gksudo leafpad』と入力して実行し、テキストエディタの『Leafpad』をスーパーユーザモードで起動します。
  3. 『ファイル』メニューから『開く』を選び『ファイル・システム』-『etc』と辿って『fstab』を開きます。
  4. 最後に次の行を追加します。
    UUID=先ほど調べた『UUID』 /srv ntfs defaults 0 0
  5. 保存して終了します。

4.作業を終えて

この『自動マウント』の設定は、どうしてもGUIツールでサクッと終わらせる方法が見つからず、今回もテキストエディタで『fstab』を編集する方法になってしまいました。

それほど難しくないとはいえ、あまり直接編集はしたくないんですが。

なにやらUbuntuだと『PySDM』なるものがあるらしいのですが、Debianベースだからなのか、『ソフトウェアセンター』で見つけることができませんでした。

 

一方、Ubuntuと違い、GUIツールをスーパーユーザモードで起動するための『gksudo』がインストールされていたので、『システムターミナル』からコマンドで『Leafpad』や『ファイルマネージャ』を起動することができました。

出来ればメニュー(またはランチャー)から『Leafpad』や『ファイルマネージャ』をスーパーユーザモードで起動できるようにしておきたいなぁと考えています。

が、

 

そもそも『Kona Linux』では、『root』のパスワードを設定しているので、『ログアウト』して『root』で『ログイン』し直せば良いのかもしれません。

Ubuntu Serverで自宅サーバ - USBハードディスクを自動マウント。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバを楽しんでいます!

今回は、サーバのデータを保存するためにUSBハードディスクを自動でマウントするようにしてみたいと思います。

 

1.サーバのデータ保存用にUSBハードディスク

いままでの作業で、ノートパソコンをサーバとして使う下準備ができてきました。

今後実際にファイルサーバやメディアサーバなどを運用していきたいと思っていますが、そのためには内蔵のハードディスクだけでは容量が少な過ぎます。

また、USBで外付けしたハードディスクにデータを保存しておけば、火事や地震など不測の事態になったときに『スポッ』と抜いて持って逃げることができます。

『スポッ』とか書きましたが、しっかりアンマウントはしましょう。

ただし、アンマウントにこだわって、逃げ遅れても責任は負えません!

 

話が若干ズレました、戻します。

 

サーバなので24時間動かし続けるつもりではいますが、再起動の度に手動でUSBハードディスクをマウントするのは面倒です。

そこで自動マウントの設定をするのですが、残念ながら『Ubuntuサーバー』+『Xfce』の環境ではGUIで設定する方法を見つけることができませんでした。

『Ubuntuデスクトップ』では簡単にできるみたいなのですが、そんな重い環境は、今回のノートパソコンではマトモに動きません!

ということで、いまの環境で出来るだけ簡単に設定してみます。

 

2.識別子『UUID』を調べる

それでは、設定に入ります。

USBハードディスクを接続してノートパソコンを起動し、『Xfce』の画面までいきます。

 

ちなみに、今回使用したUSBハードディスクは、以前Amazonで衝動買いした『Transcend USB3.0/2.0 2.5インチポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB  (TS1TSJ25M3B)』です。

前回ノートパソコンのバッテリー機能を使ってUPS代わりになるよう設定しましたが、停電時にハードディスクの電源が突然切れたら意味がありません

そんな訳でUSBからの電源で動くポータブルハードディスクを使用することにしました。

 

このUSBハードディスクを自動でマウントするように設定すのですが、その際に誤って違う媒体をマウントしてしまうことがないように、固有の識別子『UUID』を使って設定します。

USBハードディスクの『UUID』の調べ方です。

  1. デスクトップ画面で暗転しているUSBハードディスクのアイコンをダブルクリックします。
  2. 『~(/dev/sdb1)をマウントするには、認証が必要です。』とメッセージがでますので、『/sdb1』の部分(この部分は環境によって異なります)を書き留めます。
  3. 『cancel』して閉じます。
  4. ターミナルエミュレータを起動し、次のコマンドを入力してください。
    ls -l /dev/disk/by-uuid
  5. パソコンに接続されているハードディスク等の『UUID』が列挙されます。
  6. 『->』の前に書かれているハイフンで区切られた英数字が『UUID』なので、行の最後が『/sdb1』(先ほど書き留めたもの)の行の『UUID』を書き留めます。

 

3.『/etc/fstab』の編集

パソコンの起動時にUSBハードディスクを自動でマウントするようにするためには、『/etc/fstab』を編集します。

今回は、新しいUSBハードディスクをサーバ用として使いますので、サーバ関連用のフォルダ『/srv』に直接マウントするように設定します。

  1. 適当なエディタで『/etc/fstab』を開きます。(今回は『mousepad』をスーパーユーザモードで起動した例です)
    sudo mousepad
  2. GUIのエディタ『mousepad』の『ファイル』メニューから『/etc/fstab』を開きます。
  3. 最後に次の行を追加します。
    UUID=先ほど調べた『UUID』  /srv  vfat  defaults  0  0
  4. 保存して終了します。

ちなみに『/etc/fstab』へ追加した行の意味は、次のとおりのようですが、実用上問題がでてきたら、追々変更したいと思います。

設定名 今回の設定 説明
デバイス UUID=先ほど調べた『UUID』 マウントするデバイス。今回は『UUID』で指定
マウントポイント /srv マウント先のディレクトリ。実際にあるディレクトリを指定
ファイルシステム vfat 今回のハードディスクはWindowsでフォーマットしたまま使用
マウントオプション defaults 読み書き実行可、root以外マウント不可等デフォルト設定使用
dumpオプション 0(ゼロです) ダンプ(ext2やext3に特化したバックアップ)不要
fsckオプション 0(ゼロです) OS起動時のチェック不要

 

4.作業を終えて

やっとここまで辿り着きました!

次回からやっとファイルサーバなど、いろいろなサーバ機能を使って、自宅内LAN環境を面白くしていきたいと思います。

しかし、無理して『Ubuntu Server 14.04 LTS』を使わなくても、何か軽量のディストリビューションを使えば、もっと簡単だったような気が…

TranscendのポータブルHDDをLinuxで使う

先日Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AにCentOS6.6を試しにインストールしましたが、その際、自宅サーバにして『ファイル共有』や『メディアサーバ』『ゲームサーバ』なんかを起動したら面白いだろうなぁと考えていると書きました。

さらに『あわよくばバッテリーをUPSの代わりに』して、停電時にはバッテリー駆動しているうちにサーバーを正常終了させようと考えていたのですが、データ用の外付けハードディスクが停電で突然落ちたら意味がないので、USBから電源の取れるいわゆるポータブルハードディスクが欲しいなと思っていました。

あ、『ノートパソコンは、長時間電源を入れたまま使用することを想定していないので、熱がこもって燃え出すことがある。』という話については、日本が誇るFujitsu社の製品が、『そんなハズはない』『きっと長時間の耐久試験をしてるに違いない』という希望的観測により聞かなかったことにすることにしました。

 

1.Transcend ポータブルHDD購入

そんな中、12月22日にAmazonで『Transcend USB3.0/2.0 2.5インチポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB  (TS1TSJ25M3B)』がタイムセールで5,980円になっていたので、衝動買いしてしまいました。

Transcend HDD

この機種、色は『なかなか良い感じのブラック』と『ちょっと気持ち悪い感じのブルー』があるのですが、タイムセールで安くなっていたのは、『ブルー』だけでした。(何となく納得。)

 

2.接続できて問題ないんだけれど。

24日には家に配送されたので、早速Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aへ接続してみました。

といっても付属のコードでUSB接続するだけなので、それほど心配はしていませんでした。強いて言えば、ノートパソコンからの電源供給でパワーが足りるかどうかということだけでしたが、結果、全然問題ありませんでした。

ただ、

 

しっかり認識して問題なく動いているのですが、ちょっとだけ???が。

このハードディスク、Windowsで利用するのであれば、便利なバックアップ機能などが使えるユーティリティソフトが付いていますが、その説明が書いてあるであろうhtmlファイルを開きFreeSoft_html

『英語』から『日本語』に切り替えようとするとTranscendのサイトの『中国語ページ(?)』に行ってしまいます。(他の言語も試しましたが、みんな『中国語ページ』に行ってしまうようです。)

便利なユーティリティソフトだったらWindowsパソコンに接続することも考えようと思っていたので、説明が読めないのは残念です。

あと、『Activate Warranty』という大切そうなhtmlファイルも同じ動きでした。warranty_html

商品は良い感じなのに、こんなところで手を抜かなくても…

 

という気持ちになりました。

関係者の方、見てましたら対応お願いします。(見てないだろうけど。)