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Ubuntu日本語Remixで自宅サーバ - ウイルス対策ソフト導入。

『メイン機』兼『自宅サーバー』として使用する予定で『Ubuntu 18.04 日本語Remix』をインストールして楽しんでいます。

今回は、『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

 

1.定番の『ClamTK』をインストール

どこかで見たことがあるような項目ですが、現在サーバーとして使用している『Kona Linux』でも同じことをしています。

インストール方法は違うのでしょうか?早速インストールしてみましょう!

  1. 画面左側に配置された『Dock』にあるアイコンUbuntuソフトウェアアイコンをクリックして『Ubuntuソフトウェア』を開く。Ubuntuソフトウェア
  2. 虫眼鏡マークを押して検索窓を開く。上のスクリーンショットとの違い分かります?Ubuntuソフトウェア検索窓
  3. 『ClamTK』と入力し検索する。ClamTK検索
  4. 検索されたら『インストール』ボタンを押下する。ClamTKインストール
  5. そのまま『起動』ボタンを押すと起動します。ClamTK起動

インストールは簡単、起動するとこのようなウィンドウが開きました。ClamTK設定

 

2.『ClamTK』の設定

インストールが終わったら、スキャン内容やスケジュールなどの設定をします。

  1. 『設定』をダブルクリックするとスキャンする対象などを指定できるので、今回は『ドットで始まるファイルをスキャンする』と『ディレクトリを再帰的にスキャンする』にチェックしました。ClamTKスキャン設定
  2. 『スケジュール』をダブルクリック『スキャン時刻』を『3時0分』にして、『+』を押下ClamTKスケジュール設定
  3. 『シグネチャをアップデートする時刻』は『アップデートアシスタント』で『コンピューターが自動的にアップデートを受信』になっていたので設定しない(できない)ClamTKシグネチャ自動

 

3.作業を終えて

『Kona Linux』のときと同様にGUIで簡単に設定できました。

少し設定項目や設定方法が変わっていますが、まぁこんな感じできっと良いでしょう。。。

それから、『Ubuntu 16.04』で『ClamTK』を使用すると、脅威が見つかっても履歴も残らず隔離をすることができないという問題がある(あった?)そうで、今回の『ubuntu 18.04 LTS 日本語Remix』でも同様の問題があるのかわかりません。

なぜなら、まだ脅威が見つかったことがないので。。。

なにやら『履歴ファイルのファイル名を作るときにマルチバイトキャラクターのデコードで失敗し…』らしいのですが、対処は

脅威が見つかって、問題があったらにします!

 

 

 

 

Kona Linuxで自宅サーバ - ウィルス対策ソフト導入。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、必要度は低いと言われているようですが、『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

 

1.定番の『ClamTk』をインストール

『Linux』は『Windows』ほどコンピュータウィルスが出回っていないらしく、いくつかの参考図書では、『ウィルス対策ソフト』は不要といったことが書いてありましたが、導入する場合は『ClamTk』(正確には『ClamAV』とそのフロントエンドの『ClamTk』)が定番の様ですので、インストールしてみたいと思います。

『ClamTk』は、『Linux』を対象としたコンピュータウィルスだけではなく、『Windows』を対象としたものも発見することができるらしく、今後『ファイルサーバ』を構築する予定もあるので、

ちょうど良いかなぁと思います。

 

では、インストールです。

  1. 『メニュー』-『設定』から『ソフトウェアセンター』を開く。ソフトウェアセンター
  2. 検索窓に『Clam』と入力すると、絞り込まれて『ClamTk』が表示されるので、選択して『インストール』ボタンを押す。

これだけで、インストールは完了です。

簡単!

 

2.『ClamTk』を設定する

インストールが終わったら、定期的にウィルスチェックを行いたいので、スキャン内容やスケジュールなどの設定をします。

  1. 『メニュー』-『アクセサリ』から『ClamTk』を開く。clamtk
  2. 設定ボタンを押し、『スキャン設定』タブで必要な設定をする。clamtk設定画面
    dotで始まるファイルをスキャン ファイル名が『.』で始まる隠しファイルもスキャン
    フォルダーにあるすべてのファイルとフォルダーをスキャン ツリー構造の子孫フォルダ内もスキャン
    sambaフォルダーをスキャン sambaサーバを構築予定なのでチェックをしてみた
  3. 『拡張』から『スケジュール』を開きスケジュールの設定をする。clamtkスケジュール設定
    スキャン対象 コンピュータ全体で良い気がするけど『推奨』の方にしてみた
    スキャンする時間 『4時0分』にして『+』ボタンをクリック
    シグネチャをアップデートする時間 スキャンの前、『3時30分』にして『+』ボタンをクリック

これもまた、簡単に終わりました。

 

3.作業を終えて

日本語化されたGUIのフロントエンドがあるって、なんて素晴らしいんでしょう!

テキストエディタを開いて、正しいのか心配しながら設定ファイルを書き換えるって、やっぱり初心者にはストレスですよね。

慣れてくれば設定ファイルを書き換えることも難しくなくなり、細かい設定などもできて良いこともあるのかも知れませんが、今のところは敷居が高いです。

GUIで設定できるって凄い!

 

Ubuntu Serverで自宅サーバ - ウィルス対策ソフト導入。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバで楽しんでいます!

今回は、Linuxでは必須ではないらしいのですが、念のため『ウィルス対策ソフト』を導入してみたいと思います。

1.Linuxでの『ウィルス対策』は必要?

結論から言うと『Linuxのためにはウィルス対策は必要ない』という意見が多いようです。

  • Linuxで動作するウィルスは少ない
  • セキュリティが強固で、感染しても被害は部分的
  • サーバは、同じプログラムを動かしていることが多く、新たなプログラムを実行する機会が少ない
  • 基本的にプログラムの入手先が公式リポジトリなど限定的で、ウィルスを受け取る機会が少ない

などの理由が挙げられていました。

では何故Linuxにも『ウイルス対策ソフト』を導入するのでしょうか?

もちろん『念のため』ということもあるのですが、

ファイルサーバなどにWindowsなど他のOS向けのウィルスが置かれてしまい、それが拡散するといったことが起きないようにする。

というのも大きな理由のようです。

Linuxの『ウイルス対策ソフト』なのに、Windowsなど他のOS向けのウィルスも検出できるんですね。凄い!

 

今回のサーバでは、ファイルサーバも導入する予定なので、『ウイルス対策ソフト』も導入してみたいと思います。

 

2.『ClamTK』の導入

それでは、Linuxでよく使われており、Windows向けのウィルスも検出できるという『ClamTK』をインストールします。

あ、実際のウィルス対策は『ClamAV』というソフトで、『ClamTK』はそのGUIフロントエンドということですが、synapticパッケージマネージャから『ClamTK』をインストールすると本体の『ClamAV』もインストールされます。

clamtkインストール

適用を押してインストールが終わると、アプリケーションメニューのアクセサリから『ClamTK』を起動できるようになります。

clamtk起動画面

『GUIバージョン』と『シグネチャ』に赤い警告が出ていますが、無視します。

『GUIバージョン』は、Ubuntuでは、最新版がインストールされないのですが、このままで問題ないそうです。

『シグネチャ』は、ウィルスの定義ファイルなので最新にしておかなくてはいけません。

『定時スキャン』と『シグネチャアップデート』の時間をスケジュールから設定します。

『ウィルススキャナー』ウィンドウから、『拡張』-『スケジュール』と開き、それぞれの時間を『+』ボタンを押して設定します。

clamtkスケジュール設定画面

同様に『ウィルススキャナー』のウィンドウから、『設定』ボタンを押して『設定』ウィンドウを開き、ウィルススキャンの設定をします。

  • Scan hidden files - 隠しファイルや隠しフォルダもスキャンする
  • Scan difectories recurslively - サブフォルダの中もすべてスキャンする
  • Scan for Potentially Unwanted Applications(PUA) - 不要と思われるアプリもスキャンする
  • 20MB以上のファイルもスキャンする
  • Scan samba-related directories - sambaでマウントした共有フォルダをスキャンする

必要に応じてチェックを付けます。

今回は全てににチェックを付けてみました。

clamtkスキャン設定

 

3.作業を終えて

インストールから設定まで簡単にできましたが、実際にウィルス感染をしていないので、不具合なく動いているのかは未確認です。(こればっか!)

テストファイル(擬似的なウィルス?)というものを入手して、チェックする方法もあるようですので、簡単に紹介すると、

  1. テストファイルをインストールして
    sudo apt-get install clamav-testfiles
  2. テストファイルをホームにコピーし
    cp -r /usr/share/clamav-testfiles ~/
  3. スキャンを実行

でできるようですが、私は面倒くさいのでやっていません!