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Linuxに関する投稿です。

Dell DIMENSION 2400へKona Linux をインストール

WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズの第5弾です。

今回は、『Dell DIMENSION 2400』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.Dell DIMENSION 2400のスペック

Dellから2005年モデルとして発売されたDIMENSION 2400は、Celeronプロセッサ2.40GHzを搭載したデスクトップ型パソコンで豊富なBTOに対応したパソコンでした。

今回使用したパソコンのスペックは次のとおりです。

  • インテル Pentium4(2.80GHz)
  • インテル 845GVチップセット
  • メインメモリ 1.5GB
  • グラフィックアクセラレータ チップセット内蔵
  • HDD 80GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-R/RWドライブ

CPUやメモリ容量が、カタログスペックからBTOの範囲以上に変更されていました。

 

2.Kona Linux 2.3 xfceでいきましょう!

久々の『インストールしてみる』シリーズです。

これまでDebian系とRedhat系のLinuxをいろいろインストールしてきましたので、満を持してslackware系と思っていろいろ調べていました。日本語で使い易い(国産の?)ディストリビューションはないかと調べて『PlamoLinux』というものに行きつき、試しにインストールしてみたのですが、簡単にはGUIが起動しなかったので、投稿を断念しました。

そんな中、国産のディストリビューションでインストールしてみたいディストリビューションが見つかりました。それが今回インストールしてみる『Kona Linux』です。

『Kona』はハワイのあの『コナコーヒー』からきているそうなので、コーヒー好きの私にはピッタリです。あ、『コナコーヒー』、実は好きな銘柄ではないのですが。。。余談ですが。

と、とにかく今回は『Kona Linux』でいきましょう!

 

3.インストール前の準備

今回も『Plop Boot Manager』を利用してUSBからインストールしようと思ったのですが、何故かうまく起動しなかったので、今回はisoイメージをDVDに焼いて使用します。

『Kona Linux』は、現在バージョン2.3が最新のようで、ディスクトップ環境などの違いで、8種類用意されているようです。(詳しくはこちらのGoogleドライブを参照してください。)

今回は、メモリが1GB以上あるパソコンにインストールするので、『xfce』を選びました。isoイメージのダウンロードは、上記Googleドライブ内か、正式にアナウンスされている『ライブCDの部屋』(ミラー)からできます。

では、インストールを始めましょう!

 

4.いよいよインストール

インストールしながらスクリーンショットを取りましたが、あまりにもインストールが簡単なので画像の投稿は省略しますが、インストールの流れは以下の通りです。

  1. 電源を入れてDVDからブートすると『Kona linux live CD』のメニューが起動しますので、そのまま『Live』を選んで実行します。
  2. 『Kona Linux』がライブ起動しますので、画面左にあるアイコンの一番下『KonaLinuxのインストール』をダブルクリックします。
  3. 『Granted permissions without asking for password』のウィンドウが開くので『閉じる』を押します。
  4. 『Konalinux Live CD インストーラー』のウィンドウが開くので、『Yes』を押します。
  5. 『locales を設定しています(生成するロケールの選択:)』のウィンドウが開くので、そのまま進みます。
  6. 『locales を設定しています(システム標準の環境変数として設定するデフォルトロケール:)』で、そのまま進みます。
  7. 『console-data を設定しています(キーマップ処理のポリシー:)』で、そのまま進みます。
  8. 『keyboard-configuration を設定しています(キーボードモデル)』で、そのまま進みます。
  9. 『keyboard-configuration を設定しています(キーボードのレイアウト)』で、そのまま進みます。
  10. 『keyboard-configuration を設定しています(AltGr として機能させるキー)』で、そのまま進みます。
  11. 『Konalinux Live CD インストーラー』のウィンドウでパーティション作成の説明が表示されるので『OK』を押します。
  12. 『パーティションのドライブを選択してください』で『sda』を選んで『OK』を押します。
  13. 『GParted』が起動してくるので、『/dev/sda1』の『DellUtility』を念のため残して、『linux-swap』を2GB程度設定し、残りを『ext4』で設定して書き込みます。
  14. 『使用するスワップパーティションを選択してください。』で先ほど作った『linux-swap(sda2)』パーティションを選び『OK』を押します。
  15. 『Rootシステムをインストールするパーティションを選択してください。』で先ほど作った『ext4(sda3)』パーティションを選び『OK』を押します。
  16. 『ルートパーティションのファイルシステムを選択してください。』で『ext4』を選んで『OK』を押します。
  17. 『/homeをインストールするパーティションを選択してください。』で『root』を選んで『OK』を押します。
  18. パスワードやユーザー名などを入力して『OK』を押します。
  19. 『grubのインストール先を選択してください。』で『sda Master boot record of disk』を選び『OK』を押します。
  20. 『システムクロックを現在のローカルタイムに設定しますか?』に『YES』を押します。
  21. 『タイムゾーンを選択してください』で『Asia/Tokyo』を選び『OK』を押します。
  22. 『以下の情報でいいかどうか確認してください。』で『YES』を押します。
  23. ファイルのコピーなどが行われるので暫く待っていると『インストールが完了しました。』と表示されるので、『OK』を押して再起動します。
  24. DVDが吐き出されるので、取り出して『Enter』を押します。
  25. パソコンが再起動し、『パッケージ追加』のウィンドウが開きますので、『はい』を押し、rootのパスワードを入力します。
  26. 端末ウィンドウが開き、暫く何やら動いて終了のメッセージが出たら、無事インストールが終わりです。

 

5.インストールを終えて

正直今回は何も調べず、参考にすることもなく、インストーラーに聞かれるままに進めていったのですが、簡単にインストールすることができました。

日本語でインストールもし易いし、Pentium4(2.80GHz)のパソコンでもサクサク動くし、このディストリビューション、もっとメジャーになっても良いと思うのですが。(私が知らなかっただけで、結構メジャーなのかも知れませんが。。。)

何か問題でもあるのかなぁ?無いとすれば、

かなりのオススメのディストリビューションだと思います!

TranscendのポータブルHDDをLinuxで使う

先日Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AにCentOS6.6を試しにインストールしましたが、その際、自宅サーバにして『ファイル共有』や『メディアサーバ』『ゲームサーバ』なんかを起動したら面白いだろうなぁと考えていると書きました。

さらに『あわよくばバッテリーをUPSの代わりに』して、停電時にはバッテリー駆動しているうちにサーバーを正常終了させようと考えていたのですが、データ用の外付けハードディスクが停電で突然落ちたら意味がないので、USBから電源の取れるいわゆるポータブルハードディスクが欲しいなと思っていました。

あ、『ノートパソコンは、長時間電源を入れたまま使用することを想定していないので、熱がこもって燃え出すことがある。』という話については、日本が誇るFujitsu社の製品が、『そんなハズはない』『きっと長時間の耐久試験をしてるに違いない』という希望的観測により聞かなかったことにすることにしました。

 

1.Transcend ポータブルHDD購入

そんな中、12月22日にAmazonで『Transcend USB3.0/2.0 2.5インチポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB  (TS1TSJ25M3B)』がタイムセールで5,980円になっていたので、衝動買いしてしまいました。

Transcend HDD

この機種、色は『なかなか良い感じのブラック』と『ちょっと気持ち悪い感じのブルー』があるのですが、タイムセールで安くなっていたのは、『ブルー』だけでした。(何となく納得。)

 

2.接続できて問題ないんだけれど。

24日には家に配送されたので、早速Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aへ接続してみました。

といっても付属のコードでUSB接続するだけなので、それほど心配はしていませんでした。強いて言えば、ノートパソコンからの電源供給でパワーが足りるかどうかということだけでしたが、結果、全然問題ありませんでした。

ただ、

 

しっかり認識して問題なく動いているのですが、ちょっとだけ???が。

このハードディスク、Windowsで利用するのであれば、便利なバックアップ機能などが使えるユーティリティソフトが付いていますが、その説明が書いてあるであろうhtmlファイルを開きFreeSoft_html

『英語』から『日本語』に切り替えようとするとTranscendのサイトの『中国語ページ(?)』に行ってしまいます。(他の言語も試しましたが、みんな『中国語ページ』に行ってしまうようです。)

便利なユーティリティソフトだったらWindowsパソコンに接続することも考えようと思っていたので、説明が読めないのは残念です。

あと、『Activate Warranty』という大切そうなhtmlファイルも同じ動きでした。warranty_html

商品は良い感じなのに、こんなところで手を抜かなくても…

 

という気持ちになりました。

関係者の方、見てましたら対応お願いします。(見てないだろうけど。)

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへCentOS6.6をインストール

WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズの第4弾です。

今回は『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aのスペック

Fujitsuから2003年夏の法人向け(?)モデルとして発表されたノートパソコンFMV-BIBLO NB20D/Aは、CPUにモバイルAMD Athlon XP-M 2000+を搭載し、RADEON7000相当のビデオ機能を統合したチップセットを使ったパソコンでした。

今回使用したパソコンのスペックは次のとおりです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 2000+
  • ビデオ統合チップセット RADEON IGP 320M
  • メインメモリ 512MB(一部VRAMに使用)
  • HDD 40GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ

 

2.CentOS6.6でいきましょう!

これまでUbuntuベースのディストリビューションをインストールしてきましたが、芸がないので、何か違った系統のディストリビューションをインストールしてみたいなぁと考えていました。

そんな中で、『サーバー用途で良く使用されている(らしい?)』ディストリビューション『CentOS』をインストールしてみたいと思います。

と言うのも、パソコンが沢山あるので、将来的には、自分で自宅サーバを立てて、『ファイルの共有』や『メディアサーバ』『ゲームサーバ』なんかを起動したら面白いだろうなぁと考えています。で、ノートパソコンなら『省電力』で『あわよくばバッテリーをUPSの代わりにできるんじゃないの』などと甘く考えて見ました

実際のところ、いろいろ調べてみるとノートパソコンは『長時間電源を入れたまま使用することを想定していない』ので、熱がこもって燃え出すことがあるなど問題があるようですのでオススメはできません。

と、とにかく今回は『CentOS』でいきましょう!

 

3.インストール前の準備

今回も『Plop Boot Manager』を利用してUSBからインストールしたいと思います。

最新の『CentOS』は『CentOS7』のようですが、32bit版がありませんので、『CentOS6』をインストールしますが、『GUIインストール』するには最低でも652MBのメモリが必要とのことで、『CUIインストール』をする必要がでてきます。

今日現在で『CentOS6』の中の最新版は『CentOS6.6』なのですが、『CUIインストール』をすると、インストール後に『日本語の設定』ばかりか、『GUIのインストール』『有線ネットワーク接続の設定』などもコマンドを使用して自力で行わなければいけないようで挫折しました。

そこで試行錯誤したところ『CentOS6.5』で提供されていた『CentOS-6.5-i386-LiveDVD.iso』を使用すると手間いらずでインストールできたので、こちらのisoイメージを使いました。→ミラーサイト (いつの間にか無くなっていましたので、別のサイトに差し替えました。)

では、インストールを始めましょう!

 

4.いよいよインストール

今回は『CUIインストール』なので画面のスナップショットなしです。

  1. 電源を入れてUSBからブートすると『CentOS6』のロゴが表示された画面で『10カウント』していますので、カウントが終わる前に何かキーを押します。
  2. 『Welcome to CentOS-6.5-i386-LiveDVD!』画面になるので、『Install』を選んで実行します。
  3. 青い画面に『Welcome to CentOS!』と表示されたら『OK』。
  4. 『Language Selection』で『Japanese』を選んで『OK』。
  5. 『Language Unavailable』と表示されますので『OK』。
  6. 『Keyboard Selection』で『jp106』が選ばれていることを確認して『OK』。
  7. 『Time Zone Selection』で『System clock uses UTC』の『*』をスペースキーで外し、『Asia/Tokyo』が選ばれていることを確認して『OK』。
  8. 『Root Password』で好きなパスワードを続けて2回入力し『OK』。
  9. 『Partitioning Type』で『Use entire drive』を選んで『OK』。
  10. 『Writing storage configuration to disk』で『Write changes to disk』を選んで実行するとハードディスクに書き込みを始めます。この質問以後、後戻りはできません!
  11. 『Complete』画面で『Reboot』を選んで実行します。再起動が始まりますので『USB』『CD』『フロッピーディスク』などを取り出し(取り外し)ます。
  12. なぜかパソコンが再起動せずにCentOSがライブ起動してしまいGUI画面になりますので、『System』メニューから『Shut Down…』を選び、『Shut down this system now?』ウィンドウが開いたら『Restart』ボタンを押します。
  13. 『Text Mode Setup Utility』が起動したら『Quit』。ひとまずインストールが終わりました。

 

5.GUIで起動するようにする!

当然なのかも知れませんが、『CUIインストール』すると、起動しても『CUI』の状態です。

サーバー用途ならこれでも良いのかもしれませんが、初心者には厳しいですので『GUI』で起動するように変更します。

  1.  『localhost login:』で『root』を入力して実行。
  2. 『Password:』でインストール時に設定したパスワードを入力して実行。
  3. コマンドが入力できるようになるので、『startx』を入力して実行すると、英語でGUIが起動します。これで標準フォルダが英語で作成されるので、一旦『System』メニューから『Log Out root…』を選び『Log Out』します。
  4. 再度コマンドが入力できるようになるので、今度は『LANG=ja_JP.UTF-8 startx』を入力して実行すると、日本語でGUIが起動します。
  5. 『現在、rootスーパーユーザーとして実行しようとしています。』というウィンドウが開いていますが、『閉じる』で閉じます。rootで起動したワーニング
  6. 『標準フォルダの名前を現在の言語に合わせて更新しますか?』というウィンドウが開いてきますが、『次回から表示しない』にチェックをして、『古い名前のままにする』を押します。フォルダ名を変更するか聞かれる
  7. 『アプリケーション』メニューから『アクセサリ』-『geditテキストエディタ』を起動する。
  8. 『開く』メニューから『/etc/inittab』を選んでファイルを開き、最下行の『id:3:initdefault:』を『id:5:initdefault:』に書き換えて保存する。
  9. 同じく、『開く』メニューから『/usr/bin/startx』を選んでファイルを開き、『unset SESSION_MANAGER』の行と『userclientrc=$HOME/.xinitrc』の行の間あたりに『LANG=ja_JP.UTF-8』の行を書き加えて保存し、『gedit』を終了する。
  10. これで次回から、『GUI』が起動するようになります。CentosのGUI画面

 

6.ユーザーの追加

rootで作業をしているとシステムを壊してしまうかも知れませんので、普段使うユーザーを追加します。

  1. 『システム』メニューから『管理』-『ユーザーとグループ』を起動します。
  2. 『ユーザーを追加』を押します。
  3. 『ユーザー名』『氏名』『パスワード』『パスワードの確認』を入力して『OK』
  4. これで次回のログイン画面から新しく設定したユーザーが選べるようになります。

 

7.CentOS6.5をCentOS6.6へアップグレード

さて、いよいよです。

LiveDVD版がない関係で6.5からインストールしましたが、最新版の6.6へアップグレードします。

  1. ひとまず『CentOS6.5』の『ソフトウェア更新』をしておきます。『システム』メニューから『管理』-『ソフトウェア更新』を起動し、更新します。
  2. 次に本題のアップグレードです。『アプリケーション』メニューから『システムツール』-『端末』を起動します。
  3. 『端末』から『su』と打って実行。
  4. パスワードを聞かれるので、『root』のパスワードを入力して実行。
  5. 『yum -y update』と打って実行。

時間はかかりますが、これで『CentOS6.5』から『CentOS6.6』へアップグレードされます。

 

8.インストールを終えて

あまり需要がないのか、メモリの少ないパソコンへCentOSをインストールしたときに、強制的に『CUIインストール』となってしまった後の設定方法などをネットで調べてもあまり出てきませんでした。

ネットで調べた断片的な情報を元にインストールと設定をしてみたので、もしかしたら

間違っていたり、使用しているうちに不具合がでるかも

 

知れませんが、このままサーバー化とか研究してみたいと思います。

オフィスソフトやゲームなどを動かしてみましたが、今のところ問題はでていないようです。

Sotec Afina AL7190CLへlinuxBean 14.04.1をインストール

WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズ(?)の第3弾です。

今回は『Sotec Afina AL7190CL』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.Sotec Afina AL7190CLのスペック

Sotecから2004年10月に発表された無線LAN搭載12.1型モバイルノートパソコンAfina AL7190CLは、CPUにモバイルAMD Athlon XP-M 1900+を搭載し、無線LANを内蔵していながら、ソーテックダイレクトから10万円ちょっとで購入できる格安パソコンでした。

今回使用したパソコンのスペックは次のとおりです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 1900+
  • メインメモリ 384MB
  • HDD 30GB
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ
  • 無線LAN IEEE802.11b/g準拠

 

2.linuxBean14.04でいきましょう!

さてさて今回はかなりの非力ノートパソコンです。だいたいメモリが384MBしかなくて、しかもその内32MBを内蔵グラフィックで使用してしまうので、実質352MBしかありません。

そんな中で、『調整しなくても日本語が使える』『Linux初心者が古いPCを再生させるための切り札』を目指している日本製ディストリビューション『linuxBean』が気になっていましたのでインストールしてみたいと思います。

 

3.インストール前の準備

今回はUSBからのブートができそうにありませんでしたが、USBWriterを使ってisoイメージを書き込んだUSBから、例の擬似的にUSBブートを可能にする『Plop Boot Manager』を使ってインストールしたいと思います。

→『Plop Boot Manager』の使い方は過去の記事をご覧ください。

最新版の『linuxBean14.04』のisoイメージは、sourceforge.jpのlinuxbeanページからダウンロードできます。

さて『Plop Boot Manager』を焼いたCDをパソコンに挿入し、『linuxBean14.04』のisoイメージを書き込んだUSBを挿したらパソコンの電源を入れましょう。

 

4.いよいよインストール

さて、暫くすると『linuxBean14.04.1』という起動モードを選べる画面が出てきますので、『Safe graphic mode』を選んでライブ起動します。

  1. ライブ起動直後の画面です。左側上のアイコン『linuxBean14.04のインストール』をダブルクリックしてインストールを始める。linuxBeanライブ起動後画面
  2. 『ようこそ』画面で、『日本語』が選ばれていることを確認して『続ける』ボタンを押します。ようこそ画面
  3. 『linuxBeanのインストール準備』画面で、『インストール中にアップデートをダウンロードする』と『サードパーティのソフトウェアをインストールする』にチェックをして『続ける』ボタンを押します。インストール準備画面
  4. 『インストールの種類』画面で、『Microsoft Windows XPをlinuxBeanで置き換える』を選んで『続ける』ボタンを押します。インストールの種類画面
  5. 『Microsoft Windows XPをlinuxBeanで置き換える』画面で、ドライブが『sda』になっていることを確認して、『インストール』ボタンを押します。インストールを押す
  6. 『どこに住んでいますか』画面で、東京に住んでないけど日本在住なら『Tokyo』になっていることを確認して『続ける』ボタンを押します。どこに住んでいますか
  7. 『キーボードレイアウト』画面で、『日本語』になっていることを確認して『続ける』ボタンを押します。キーボードレイアウト
  8. 『あなたの情報を入力してください』画面で、『あなたの名前』『コンピューターの名前』『ユーザー名』『パスワード』を入力し、『自動ログイン』『パスワードを要求する』かを選んで、『続ける』ボタンを押す。あなたの情報入力
  9. 『インストールが完了しました』画面がでたら、『今すぐ再起動する』を選んで、パソコンを再起動する。インストール完了
  10. 再起動後『linuxBean設定ウィザード』が起動しているので、説明欄を見ながら必要なものにチェックを入れる。オフィスソフトなど好きなソフトが入れられます。デスクトップのアイコンからいつでも起動できる様なので、今回は『キャンセル』しました。設定ウィザード
  11. 無事インストールが終わりました。インストール完了

 

5.インストールを終えて

Ubuntuベースということで、インストールは非常に簡単でしたが、最初のライブ起動のモードを選ぶ画面で 、標準のモードでは起動しませんでした。詳しくないので何が問題なのか分かりませんが、ライブ起動する前に画面がおかしなことになってしまうので、『Safe graphic mode』を使ってみましたが、功を奏してライブ起動することができました。

また設定については、きめ細かく日本語での説明があるので、日本人かつLinux初心者ならこのディストリビューションを使って間違いない!でしょう(たぶん)。

linuxBean設定ウィザード秀逸!

Fujitsu ESPRIMO D5240へVine Linux 6.2をインストール

WindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズ(?)の第2弾です。

今回は『Fujitsu ESPRIMO D5240』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.Fujitsu ESPRIMO D5240のスペック

Fujitsuから2007年4月に発表されたビジネス向けのパソコンESPRIMO D5240は、CPUをインテルのCore2Duo E4300/Pentium4 531/Celeron D347から選択でき、RAM容量やハードディスク容量、光学ドライブの種類なども選択できる仕様になっています。

今回使用したパソコンのスペックは次のとおりです。

  • インテル Celeron D347(3.06GHz)
  • インテル 945GZ Express チップセット
  • メインメモリ 1Gb
  • グラフィックアクセラレータ チップセット内蔵
  • HDD 80GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-R/RWドライブ

 

2.Vine Linux 6.2でいきましょう!

前回の『NEC Mate MY26X/E-1』は、『Celeron D331』でしたので、それより速いCPUを搭載している今回も『Linux Mint 17 MATE』なら問題なく動くんだろうなぁという想像はつきますが、同じディストリビューションをインストールしても面白くないので、今回は違うものを考えてみました。

『Celeron D347』なので、64bitのOSは動くにしても、あまり重いディストリビューションだと使い勝手が悪いし、『WindowsXP』から乗り換えて使うことを考えたら安定していて、日本人にも取っ付き易いものが良いなぁ。

ということで今回は、『コンパクト』『安定』『軽量』でなんと『日本語での質問対応』が可能という日本語に特化したディストリビューション『Vine Linux』をインストールしてみたいと思います。

 

3.インストール前の準備

今回もUSBからブートできる機種でしたので、USBWriterを使ってUSBにisoイメージを書き込みます。

最新版の『Vine Linux6.2』のisoイメージは、『Vine Linux』の公式ダウンロードページからできますので、64bitのDVD/USBメディア用をダウンロードします。

さてインストール用のUSBができたら、いよいよUSBブートです。

  1. ESPRIMO D5240にUSBを挿してから電源を入れます。
  2. 直ぐに『F2』キーを押して、『Phoenix BIOS セットアップユーティリティ』を起動します。
  3. 『詳細』を選びます。
  4. 『起動デバイスの優先順位』を選びます。
  5. 『除外された起動デバイス』に普段は表示されない『USB HDD』が表示されています。
  6. 『USB HDD』を選んで『x』を押して『起動デバイスリスト』へ追加します。
  7. 『+』を押して『USB HDD』をリストの一番上に移動します。
  8. 『F10』を押して変更した内容を保存してから、パソコンを再起動します。

これでUSBからVine Linux 6.2のインストーラーが起動しました。

 

4.いよいよインストール

さて、インストーラーが起動したら、いよいよインストールです。インストーラーのメニューから『Install Vine Linux 6 – default』を選びインストールを始めます。

残念ながら、スナップショットが出来なかったので、今回も手を抜いて、残念ながら文字だけで説明します。

  1. Vine Linux へようこそ』の画面で、『次へ』ボタンを押します。
  2. 言語の選択』の画面で、 『日本語(日本語)』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  3. キーボード設定』の画面で、『日本語』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  4. インストールの種類』の画面で、『すべて』または『デスクトップ』を選んで『次へ』ボタンを押します。
  5. ディスクパーティションの設定』の画面で、『自動パーティション設定』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  6. 自動パーティション設定』の画面で、『システムのすべてのパーティションを削除』を選んで『次へ』ボタンを押します。
  7. ブートローダの設定』の画面で、『次へ』ボタンを押します。
  8. ネットワークの設定』の画面で、『次へ』ボタンを押します。
  9. ファイアウォール設定』の画面で、『次へ』ボタンを押します。
  10. 追加の言語サポート』の画面で、『Japanese』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  11. タイムゾーンの選択』の画面で、『アジア/東京』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  12. Rootパスワードの設定および一般ユーザアカウントの作成』の画面で、『Root パスワード』『ユーザ名』『フルネーム』『パスワード』を入力して『次へ』ボタンを押します。
  13. インストールパッケージのデフォルト設定』の画面で、『デフォルトのソフトウェアをインストール』になっていることを確認して『次へ』ボタンを押します。
  14. インストール準備完了』の画面がインストールを『キャンセル』できる最後のポイントです。 ここで『次へ』を押すとハードディスクに書き込まれるので、インストールして良いか一度考えてみて、『次へ』ボタンを押します。
  15. おめでとうございます。インストールが完了しました。』と表示されたら、USBを抜いて再起動します。無事インストールができました。

Vine Linux 6.2インストール直後

 

5.インストールを終えて

何というか、『どの辺が?』と聞かれると困りますが、日本人にとって違和感のない感じが漂っている気がします。

日本人が中心となって作られているディストリビューションだからでしょうか、インストール時に出てくる文章が英語からの訳って感じでなく、直接日本語で書かれている感じで、好感が持てます。

動作も『ソフトがサクサク起動する』とまでは言えないかも知れないのですが、十分、使用に耐えるスピードでした。

非常に歴史のあるディストリビューションなのに、あまり使っている人を聞かない(?)のが残念ですが、日本人なら使って間違いなさそうです。たぶん。

NECのMateには、やっぱりLinux Mint 17 MATEでしょ!

先日、サポートの終わったWindowsXPがインストールされた古いパソコンにLinuxをインストールして新しい命を吹き込むと書きましたが、その第1弾として、『NEC Mate MY26X/E-1』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.NEC Mate(メイト) MY26X/E-1のスペック

NECから2006年11月に発表されたビジネス向けパソコンMate MY26X/E-1は、インテルのCeleronDプロセッサーを内蔵し、RAM容量やハードディスク容量、光学ドライブの種類などを選択できる仕様になっています。

今回使用したパソコンのスペックは次のとおりです。

  • インテル Celeron D331 (2.66GHz)
  • インテル Q965 Express チップセット
  • メインメモリ 1GB
  • グラフィックアクセラレータ チップセット内蔵
  • HDD 80GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • CD-ROMドライブ

 

2.Linux Mint 17 MATE(マテ)でいきましょう!

CPUがCeleronD331ということで、WindowXPは何とか動かすことができていましたが、Vista以降のWindowsをインストールするには非力すぎるということで、Linuxの出番です。

そこで今回インストールすることに決めたのが、Ubuntuベースでソフトや情報が沢山あり、Windowを使っていた人が違和感少なく使用できそうなディストリビューションのLinux Mint です。

その最新版で5年間の長期サポートとなっている『17』から、比較的軽くWindowXPが動いていたパソコンなら十分動くであろう、語呂合わせのダジャレで選んだ、『MATE(マテ)』を使用します。

 

3.インストール前の準備

スペックの項を見ていただいてお気づきかも知れませんが、光学ドライブが「今どき!?」なCD-ROMなのでDVDが使えません(涙)。インストール用DVDからインストールできないのです。

途方に暮れながら色々調べているとBIOSの設定を変えるとUSBからブートできるようなので、それにチャレンジします。

(USBブートできない機種でも強制的にUSBブートするPlop Boot Managerというソフトも見つけましたが、今回は必要ありませんでした。)

 

まずはLinux Mint 17 MATEのisoイメージを入手します。日本では、北陸先端科学技術大学院大学のサイトからダウンロードできるようです。

linuxmint-17-mate-nocodecs-64bit-v2.isoをダウンロードしました。

usbへのisoイメージの書き込みには、USBWriterを使いました。パソコンにインストールせず、実行ファイルを起動するだけで良いのでこれを選びました。

USBWriterをダウンロードしたら、解凍してからダブルクリックで実行します。『Browse』ボタンを押してLinux Mintのisoイメージを選び、『Target』欄のプルダウンメニューから対象のUSBを選んで『Write』ボタンを押すだけです。

さてインストール用のUSBができたので、いよいよUSBブートです。

  1. NEC MateにUSBを挿してから電源を入れます。
  2. 直ぐに『F2』キーを押して、『BIOS SETUP UTILITY』を起動します。
  3. 『Advanced』を選びます。
  4. 『Advanced  Chipset Setup』を選びます。
  5. 『USB Storage Device Support』を『Enabled』に変更します。
  6. 『ESC』キーを押して戻り、『Exit』を選びます。
  7. 『Save Changes and Exit』を選んで変更を保存して、パソコンを起動します。

これでUSBからLinux Mint 17 MATEがライブ起動しました。

 

4.いよいよインストール

さて、ライブ起動が無事に完了したら、いよいよインストールです。Ubuntuベースのディストリビューションは、みんな似たり寄ったりのインストールみたいですが、前回のUbuntuのインストールでは、手を抜いて文字だけで説明したので、今回はスナップショット付きで紹介します。

  1. ライブ起動した画面の左側3番目のアイコン『Install Linux Mint』をダブルクリックしてインストールを始める。Mint17ライブ起動後画面
  2. 『Welcome』画面でインストール画面での言語を選ぶ。一番下に日本語があります。Welcome画面 日本語を選ぶ
  3. インストールの準備ができているかチェックが入りますので、準備ができていたら『続ける』ボタンを押します。インストール準備画面
  4. 『ディスクを削除してLinux Mintをインストール』を選んで『続ける』ボタンを押す。インストールの種類画面
  5. 『Tokyo』になっていることを確認して、『続ける』ボタンを押す。どこに住んでいますか?画面
  6. 『キーボードレイアウト』が合っていることを確認して、『続ける』ボタンを押す。キーボードレイアウト画面
  7. 『あなたの名前』『コンピューターの名前』『ユーザー名』『パスワード』を入力し、『自動ログイン』『パスワードを要求する』かを選んで、『続ける』ボタンを押す。あなたの情報入力画面
  8. インストールが終わるまでしばらく待ちます。インストール中の画面
  9. 再起動して、無事インストールができました。Linux Mint 17 MATE初期画面

最後にこのままでは日本語の入力ができませんので、公式サイトの説明に沿って日本語化します。

起動したMintでFirefoxブラウザを開き『linux mint japan』を検索するとホームページが検索にかかりますので、『ダウンロード』ページを開きます。

そこには、いくつかの命令を『端末』に入力するように書いてありますが、手入力すると面倒だし、間違いの元なので、『$』から後ろの命令をコピペで端末にペーストして実行しましょう。

 

5.インストールを終えて

USBブートからのインストールは初めてでしたが、意外と簡単でした。

むしろDVDからインストールするより早いし、負荷も少ないので非力なマシンでは非常に有効ではないかと思いました。

本題のLinux Mint 17 MATEですが、十分実用に耐える重さでした。処理が軽いとまでは言えないかも知れませんが、WindowsXPの最後の方は結構重くなっていたと思うので、こちらの方が良いかもしれません。

Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix をインストール

先日、サポートの終わったWindowsXPがインストールされたパソコンにLinuxをインストールして、新しい命を吹き込むなんてことを書きましたが、そもそもLinux初心者なので、試しにVISTAが動いているパソコンに最新のLinuxをインストールしてみることにしました。

 

インストールしたディストリビューション

インストールするのは、Linuxのディストリビューションの中で、今一番みんなが使っていそうなUbuntuの最新版で日本語向けに作ってあるという、Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix(64ビット版) です。

ちなみにディストリビューションと言うのは、その作者が、Linuxの中核部分にいろいろなユーティリティやアプリケーションソフトなどを同梱して、自分の意図する形に整えたものみたいです。

このUbuntu 14.04 LTS 日本語 Remixは、公式サイトから入手できます。ただ自分でDVDに焼いたりしなくてはいけないので、今回は、勉強のために定期購読している『日経LINUX』の2014年10月号付録として付いていたDVDを使用しました。

 

インストールしたパソコン

インストールしたパソコンは、Fujitu ESPRIMO D1210です。スペックは、以下。

  • CPU :Intel Core 2 Duo E7400 2.80GHz
  • メモリー:2GB
  • ビデオ:Intel G31 express 内蔵 286MB
  • HDD:80GB
  • 光学ドライブ:DVD Multi Drive

 

インストールを終えて

正直、拍子抜けするほど簡単でした。

 

DVDからインストーラーを起動して、約20分でインストールが完了しました。

途中、特に悩むところもなく、『インストール中にアップデートをダウンロードする』、『サードパーティーのソフトウェアをインストールする』の2か所のチェックボックスにチェックを入れただけ。

あ、あと『あなたの情報を入力してください』には答えたけど。。。

電源を入れてからの起動時間もVISTAと変わらず30秒くらいで、あまり待たずにアプリケーションソフトなどを使い始められました。

これで、オフィスソフトやゲーム、その他が無料で使えるなんて凄いことですね。

ちなみにインストール直後のスクリーンショットです。

Ubuntu14.04LTS日本語Remixインストール直後

 

さよならWindowsXP、さよならMicrosoft。

WindowsXPのサポートが終了してから、半年が過ぎました。

今、部屋を見渡すとWindowsXPを搭載したパソコンがデスクトップ型4台、ノート型3台の計7台、使われずに転がっています。

機械としては壊れていないのに、Windows8を載せるには非力すぎるパソコン達。

何だか可哀想な感じがするとともに、マイクロソフト社に対して嫌な気分がしてきます。

と、言うことで、捨てるのは忍びないこのパソコン達に新しい命を吹き込みたいなぁなんて考えてます。

 

1.そう、最近噂のLinuxです。

10数年前にチャレンジして、インストールすら儘ならず、挫折したLinux。

フリーでオープンソースなオペレーティングシステムのLinux。

UNIXクローンって何?なLinux。

AndroidもLinux。

嗚呼、Linux、Linux、Linux…

…閑話休題。

メインで仕事に使用しているパソコンは、Windows8.1をインストールしていて、まさに今、この原稿を書いています。

仕事で使うソフトがWindows用なので仕方がないと言えば、仕方がないのですが、雑誌などでLinuxのことを調べれば調べるほど、ヲタク心をくすぐると言うか、自分でパソコンをコントロールしている感じがすると言うか。

出来れば、使いこなせるようになって、『マイクロソフトさん、さようなら』な感じになれたら良いなぁなんて思っています。

まずは、古いパソコン達に無事インストールして、使用に耐えるのか検証してみたいと思います。

 

2.インストール予定のパソコン達です。

ちなみに、部屋に転がっているという、Linuxインストール予定のパソコン達は次の7台です。

  1. SONY VAIO PCV-RZ55
  2. NEC MATE MY26X/E-1
  3. FUJITSU FMV ESPRIMO D5240
  4. DELL DIMENSION 2400
  5. SOTEC AFINA AL7190
  6. FUJITSU FMV BIBLO NB20D/A ×2台

インストールの結果や使用感など、追々お伝えできたらと思っていますので、乞うご期待(?)