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Raspberry Piで日本語を入力する。

前回は、『Raspberry Pi』に推奨ディストリビューションの『Raspbian』をインストールし、GUI画面も起動してみました。

今回は、日本語入力ができるように設定してみたいと思います。

それでは、早速『Raspberry Pi』の電源ケーブルをコンセントに挿しましょう!

(なんか、『スイッチを入れる』ではないところが、微笑ましい。)

 

1.起動時に最初からGUI画面にする!

無事起動し『login ID』と『Password』を入力すると、『pi@raspberrypi~$』というプロンプトになりますので、『startx』を実行して、GUI画面を起動しましょう。

毎回これをするのも面倒なので、最初からGUI画面が起動するようにしてみましょう!

  1. 左上『Menu』の3つ右のモニタの絵のアイコン『LXTerminal』を起動します。
  2. コマンド入力用のウィンドウ(端末)が開くので『sudo raspi-config』と入力し実行します。
  3. 見覚えのあるメニューが現れるので『3 Enable Boot to Desktop/scratch』を選び実行します。
  4. 2番目の『Desktop Log in as user ‘pi’  at the graphical desktop』を選び了解します。
  5. 『Finish』を選び実行します。
  6. 『Would you like reboot now?』に『はい』で答えます。

これで、コンセントに挿す(起動する)と同時にGUI画面になるハズです。

 

2.『ibus-anthy』のインストール

それでは、引き続き日本語が入力できるように設定しましょう!

  1. 先ほどと同様に端末を起動します。
  2. 一先ず『リポジトリー』と呼ばれるソフトの管理サイト(?)を調べて、ソフトのデータベースを最新にするため『sudo apt-get update』を実行します。
  3. 日本語入力のため『ibus-anthy』をインストールするため、『sudo apt-get install ibus-anthy』を実行します。
  4. 途中1回『続行しますか『[Y/n]?』と聞かれますので、『Y』と入力して実行します。
  5. 『exit』と入力して実行し、端末を閉じます。
  6. 『Menu』から『Shutdown』-『Logout』し再度ログインすると、画面右上の時計の2つ左にキーボードの様な絵のアイコンが追加されますので、そのアイコンを左クリックして『設定』を開きます。
  7. 『ibusの設定』ウィンドウが開きますので、『インプットメソッド』タブを選びます。
  8. 『インプットメソッドの選択』-『日本語』-『anthy』と選び『追加』を押すと、『インプットメソッド』欄に『日本語-Anthy』が追加されます。

これで日本語が入力できるようになりました。ブラウザやテキストエディターなどで入力確認してみてください。

Raspberry PiへRaspbianインストール

前回は、インストール用のmicroSDを用意し、『Raspberry pi』にケーブルなどを接続して起動することに成功しました。

今回は、この『Raspberry Pi』にLinuxをインストールしてみたいと思います。

 

1.Raspberry Piのスペック

今更ながら、『Raspberry Pi Model B+』のスペックは次のとおりです。

  • CPU  ARM1176JZFS (700MHz)
  • GPU Broadcom VideoCore 4 (250MHz)
  • メインメモリ 512MB
  • microSDカードスロット
  • 10BASE-T/100BASE-TXイーサネット
  • USB2.0×4
  • GPIO×26
  • 映像/音声出力 HDMI、3.5mmピンジャック

HDDなどの代わりにmicroSDカードをスロットに挿入して、起動用のストレージとして使います。

 

2.Raspbianでいきましょう!

何せ初めての経験なので、標準的な方法で『Raspberry Pi』を使えるようにしたいと思います。

と言うことで、公式サイトで配布しているインストーラーの『NOOBS』を使ってインストールしますが、この『NOOBS』を使うと、次のディストリビューションをインストールすることができるようです。

  • Raspbian[RECOMMENDED]
  • Raspbian-Boot to Scratch
  • OpenELEC
  • Arch
  • RaspBMC
  • Pidora
  • RISC OS

何だかLinuxではないものも含まれているような気がしますが、それは措いておいて、一番上の『Raspbian』は、わざわざ[RECOMMENDED]と書いてあるくらいですし、今まで散々インストールしてきた『Ubuntu』と同じ『Debian』ベースなので簡単にインストールできるのではないかとの期待ができます。

と、とにかく今回は『Raspberry』でいきましょう!

 

3.いよいよインストール

それでは『Raspberry Pi』に接続したACアダプターをコンセントに挿します。

問題なく接続ができていれば、電源が入り、『NOOBS』が起動してくるハズです。

あれ!?

 

最新版の『NOOBS』バージョン1.3.11をダウンロードしたハズなのですが、バージョンが1.3.10と書いてあります。

が、

 

こんな時は、慌てず騒がず、見なかったことにして先に進みます。

気を取り直して、

  1. インストールするディストリビューションの選択画面で、『Raspbian』にチェックを入れ、『install』ボタンを押します。
  2. SDカードを上書きしますが良いですか的な確認のWindowが開くので『Yes』を押すと、書き込みが始まります。
  3. 『OS(es) Installed Successfully』のWindowが開いたら、『OK』ボタンを押します。
  4. 『Raspi-config』画面が開きますので、『4 Internationalisation Options』を選び『Select』を押します。
  5. 『I1 Change Locale』を選び『Select』を押します。
  6. 『ja_JP.UTF-8 UTF-8』を選びスペースキーで『*』を付け、『Ok』を押します。
  7. 画面が展開するので再度『ja_JP.UTF-8』を選び『Ok』を押します。
  8. 再度『Raspi-config』画面が開きますので、『4 Internationalisation Options』を選び『Select』を押します。
  9. 『I2 Change Timezone』を選び『Select』を押します。
  10. 『Asia』-『Tokyo』と選び『Ok』を押します。
  11. 再度『Raspi-config』画面が開きますので、『4 Internationalisation Options』を選び『Select』を押します。
  12. 『I3 Change Keyboard Layout』を選び『Select』を押します。
  13. 『Generic 101-key PC』を選び『Ok』を押します。
  14. 『Other』-『Japanese』-『Japanese』-『The default for the keyboard layout』-『No compose key』と選び『Ok』を押します。
  15. 『Configuring keyboard-configuration』の画面が開いたら『Ok』を押します。
  16. 再度『Raspi-config』画面が開きますが、モニター画面の周囲に黒い帯が残っているので、『8 Advanced Options』を選び『Select』を押します。
  17. 『A1 Overscan』-『Disable』と選びます。
  18. 再度『Raspi-config』画面が開きますので、『Finish』で終了します。
  19. 再起動するか聞いてきますので『Yes』を押します。
  20. CUIで再起動しますので、『login:』に『Pi』、『Password:』に『Raspberry』と入力してログインします。

 

『Pi@raspberrypi~$』というプロンプトが表示されて、無事にインストールすることができました。

GUIを起動する場合は『startx』と入力してみましょう!

 

 4.インストールを終えて

思った以上に簡単にインストールができました。

GUIの画面もシンプルで結構好きですね。ただ、凄く遅いですが。(残念ながらソフトが入っていないのでスクリーンショットは取れませんでした。)

一応日本語は表示されていますが、入力はまだできませんので、次回はその辺を設定してみたいと思います。

あ、あと最初からGUIが起動するようにしようかな。

電子工作に使うんだったらいらないか?

『Raspberry Pi』をセッティング!

先日購入した『Raspberry Pi』にケーブルなどをつなげ、Linuxをインストールしてみたいと思います。

初期不良の交換が14日以内とのことなので、とりあえず動作確認の意味も込めて、セッティングしていきます!

 

1.用意したもの。

今回使うもので、セットに入っていたものは、『Raspberry Pi Model B+』本体と『専用クリアケース』です。

それ以外に次のものを揃えました。

  • USB-ACアダプター(今回は、手持ちのASUSタブレットの充電器を使用。)
  • microSDカード(TDK社製 16GB Class10)
  • HDMIケーブル
  • USBキーボード(Dell DIMENSION2400で使用していたもの)
  • USBマウス(同上)

では、早速、作業に取り掛かりましょう!

用意したもの

 

2.インストール用microSDの用意。

『Raspberry Pi』には、推奨OSとして『Debian』ベースのLinuxディストリビューション『Raspbian』というものが用意されているようです。

この他にも簡単にインストールできるディストリビューションが用意されているようなのですが、初心者につき推奨ものでいきます。

  1. 用意したmicroSDが『FAT形式』でフォーマットされているか確認します。
  2. パソコンを利用して推奨OSのインストーラー『NOOBS』を公式サイトからダウンロードします。『Download ZIP』ボタンを押すとダウンロードが始まります。
  3. ダウンロードしたZIPファイルを展開し、中にある全てのファイルをmicroSDへコピーします。

これで、インストール用のmicroSDが出来上がりました!

 

3.ケーブル等をつなぐ。

必要なものはこれで全て揃ったので、接続していきます。ここで注意しなければいけないのは、『Raspberry Pi』には、電源スイッチがないことでしょうか。全ての接続が終わってからコンセントに挿すか、スイッチ付のOAタップを使って電源のON/OFFをすると良いかも知れません。

では、順番に接続します。

  1. 本体を裏返して、microSDをカチッとロックがかかるところまで押し込みます。microSD挿入
  2. 『専用ケース』の底を開き、底のツメに『Raspberry Pi』を差し込んで固定します。ケースに収納。
  3. 『専用ケース』の底を元に戻します。
  4. 『HDMIケーブル』でモニターとつなぎます。
  5. 『USBキーボード』と『USBマウス』をUSBコネクタにつなぎます。
  6. LANケーブルも接続します。
  7. 『USB-ACアダプター』のmicroUSB端子を『Raspberry Pi』本体につなぎます。
  8. 『USB-ACアダプター』をコンセントに挿します。

接続完了。

これで『Raspberry Pi』に電源が入り、『NOOBS』が起動します。

 

今回は、起動することを確認するまでにして、OSのインストールは、次回にします。

接続までは、とても簡単でした。っていうか、

『専用ケース』の底を開けるのが一番大変でした!

『Raspberry Pi』とムックのセットを購入!

毎月『日経Linux』という雑誌を定期購読しています。

『Windows』や『Mac』のように既にあるソフトを使うだけではなく、いろいろな仕組みを知ったりプログラミングをしたり、もっとパソコンの内部的な(オタク的な)こともして楽しみたいという気持ちから『Linux』を勉強するために購読したのです。

が、最近この雑誌では、ハードウェア(電子工作?)の方面も特集が組まれたり、連載が行われたりして、とても楽しげです。

そんな訳で、子どもの頃は『モーターで動く自動車のプラモデル』すら正しく組み立てることができず、中学校の技術の時間に初めてハンダ付けして作ったインターホンは通電すらしなかったという生粋の不器用人間の私が、とうとう買ってしまったのです。

そう『Raspberry Pi』です。

 

昔から電子工作に興味がなかった訳ではなく、『学研電子ブロック』も持っていました(あ、今も持っています)し、ずっと憧れはあったのです。

 

1.『Raspberry Pi』って何?

そうそう、あまりに興奮して説明をしていませんでした。

『ラズベリーパイ』と言っても食べ物ではありません、格安で小型のコンピュータです。

本体だけで5,000円前後。大きさは、タバコの箱くらいでしょうか(タバコ吸わないので曖昧ですが)。

このサイズにLANポート×1、USB2.0ポート×4、センサーなどを接続するピンヘッダーなどが備わっています。

簡単にLinuxをインストールして、低電力の家庭用サーバーとして使うこともできるようです。

もちろん、電子工作に使って、いろいろなモノの制御に使えると言うか、それが本来の使い方か?

Raspberry Pi B+

 

2.なんだかんだ入って12,600円(税込)。

今回購入したのは、『ラズパイマガジン2015年春号』の発売に合わせた期間限定の特別セットです。

セット内容は、この本(ムック)と『Raspberry Pi Model B+』と専用ケースの3点で8,000円。

それにムック記事に連動した『日経Linuxが選ぶ電子工作入門キット』が4,600円。

合計12,600円の出費は痛かったですが、まぁ楽しみながら自己啓発と思えば…

mook&Pi

 

3.その他、必要なもの。

12,600円の出費は痛かったですが(しつこい!)、その他に必要なものは、家に転がっているものでどうにかなりそうです。以下が『ラズパイマガジン』に書いてあった最小構成の周辺機器です。

  • microSDカード(OSをインストールする記憶装置。8GB以上推奨。)
  • HDMIケーブル(モニター出力)
  • マウス
  • キーボード
  • USB-ACアダプター(1.2A以上2A程度がベスト)

microSDカードは、タブレットに挿してあるものを使おうかとも思ったのですが、たまたまAmazonのタイムセールで安く売っていたので、新規に購入しました。

HDMIケーブル、マウス、キーボードは、たぶん転がっています。

USB-ACアダプターだけは無いかなぁと思ったのですが、タブレット(ASUS MEMO Pad HD7)の充電用アダプターが1.35Aだったので、試しに使ってみようと思います。

次回は、ケーブル等を接続し、起動とOSのインストールなどをしたいと思います。