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Clevo W255EUの内蔵ハードディスクをSSDに換装!

今後、パソコンの『メイン機』兼『サーバー』として使用するつもりで購入した『Clevo W255EU』の内蔵ハードディスクをSSDに換装してみました。

1.『メイン機』兼『サーバー』

近くのブックオフPLUSで、OSなしのためか『Clevo W255EU』が2万円を切る値段で売っていたので、Linuxでもインストールすれば、充分メイン機として使えると思い1年ほど前に購入してありました。

現在はメイン機として、『Windows10』がインストールされたデスクトップタイプのパソコンを使用しています。

ちょっとメールの確認をしようとか、はたまた表計算ソフトでつけている家計簿でも入力しようとか、そういったときに、いちいち起動待ちを時間が勿体ないと思っていました。

また、それとは別に『自宅サーバー』を非力なノートパソコンで運用しており、常時起動していますので、この2台の役割を1台のノートパソコンに集約しようと考えていました。

2018年5月15日に『Ubuntu 18.04 LTS 日本語Remix』がリリースされましたので、そろそろ『メイン機』兼『サーバー』を設定しようと思い、OSのインストール前にハードディスクからSSDに換装したという訳です。

 

2.『Clevo W255EU』のマニュアル

とはいえ、中古でOSなし、マニュアルなしで買ってきましたので、どこを開いたらハードディスクにアクセスできるのかわかりません。

とりあえず本体裏を見てみるとモデル名に『W255EU』の記載があったので、『W255EU マニュアル』でインターネット検索をしてみたところ、英語ですが、それっぽい『SERVICE MANUAL』を発見したので、それを元に換装してみました。

 

3.ハードディスクをSSDへ換装

それでは、本題のSSDへ換装をしたいと思います。

  1. 今回は、『W255EU』と同じころに購入してあったWDのSSDを使用しました。SSD
  2. マニュアルに従い、左右2か所の爪を動かしてバッテリーを外します。バッテリーを外す
  3. 次に左下部の『ディスクベイカバー』を外します。ネジを2か所取れば簡単に外れます。ディスクベイカバー
  4. ハードディスクがありますので、左にスライドさせて外します。左へスライド
  5. 左が外したハードディスク、右が換装したSSD。厚みが違いましたが、そのまま付けてしまいました。HDDとSSD
  6. とりあえず、無事(?)換装完了です。換装完了

 

4.作業を終えて

インターネットでマニュアルが見つかったので、変なところを開いたりせずに簡単に換装することができました。

まぁ、元のハードディスクの厚みが9.5㎜なのに対して、今回購入したSSDが7㎜だったのは誤算ですが、とりあえずSSDはディスクが回るわけでもないし、パソコンを移動して使う予定もないので、

見なかったことにしました。

 

そのうちスペーサーを買おうと思います。

Fujitsu ESPRIMO D5240のCPU換装!

以前からLinuxのいろいろなディストリビューションを試しにインストールしている『Fujitsu ESPRIMO D5240』は、CPUに『Celeron D347』を実装していますが、Linuxを使用するにしても非力すぎるので、CPUを『Core 2 Duo』に換装してみたいと思います。

 

1.Fujitsu ESPRIMO D5240に取り付けられるCPU

『Fujitsu ESPRIMO D5240』は、購入時に『Core 2 Duo E4300 』や『Pentium4 531』も選ぶことができるパソコンでした。

と言うことは、『Core 2 Duo E4300 』には換装することができるでしょう。

チップセットが『Intel 945GZ Express』なので、試しにインテルのサイトでこのチップセットに対応するものを調べてみると『Core 2 Duo E4700 』まで対応していそうです。

お!偶然にも『Core 2 Duo E4600 』がここに転がっています!

 

と言うことで、CPUを『Celeron D347』から『Core 2 Duo E4600 』に換装してみたいと思います。

 

2.その前にBIOSのアップデート

換装作業に入る前に『BIOS』のアップデートをしましょう!

実際、初版のバージョン1.06のままCPUの換装をしたら動きませんでしたが、念のため最新版(最終版?)のバージョン1.12にアップデートしてから換装し直したら動き出しました。

こんなこともあるんですね!

 

因みにアップデートは1本プログラムを走らせるだけなので非常に簡単でしたが、そのプログラムがWindows上で作動するので、LinuxからWindowsXPにリカバリするのが面倒でした。

 

3.CPUの換装

それでは、本題のCPUの換装をしたいと思います。

  1. 『Fujitsu ESPRIMO D5240』。本体からコード類を全て外すケースを開く
  2. 両サイドにあるボタンを押しながら、カバーを手前にずらして開くケースを開くボタン
  3. CPUは黒いファンの下にあるので、まず針金(?)を外してファンをどける黒いファン
  4. ファンの下にある冷却装置のネジ4か所を緩めて、冷却装置を外す冷却装置
  5. ホルダに収まったCPUがあるので、針金を外して古いCPUを外す古いCPU
  6. 冷却装置の裏にグリスの汚れが付いているので綺麗に拭く冷却装置の裏
  7. 新しいCPUの表面にグリスを塗る(写真は、ちょっと塗りすぎ。後で少なく塗り直しました。)新しいCPUにグリス
  8. 後は、新しいCPUをホルダに載せて、今までの逆の手順でパソコンを元に戻すCPUをホルダに装着

以上でCPUの換装は終わりました。パソコンを起動しながら『F2』キーを『BIOS』画面を開き、新しいCPUが認識されていることを確認しましょう!

 

4.作業を終えて

インターネットの質問サイトに『Fujitsu ESPRIMO D5240』で使用できる『Core 2 Duo』は『Core 2 Duo E4300 』のみ的な投稿があったので心配していましたが、『Intel 945GZ Express』チップセットが対応しているCPUは、原則どおりに使用できるのではないかなぁと思いました。

質問サイトを鵜呑みにしては、いけませんね!

 

 

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aの内蔵ハードディスクを換装。

今回は、趣向を変えてと言うか、致し方なくというか、『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』の内蔵ハードディスクの換装の方法です。

『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバの構築へ向けて着々と作業を進めていた『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』ですが、この夏の暑さにやられたのか、突然に昇天しました。

『samba』のインストールに失敗して、どうすることもできず、『Kona Linux 2.3 black』を再インストールしている途中、内蔵ハードディスクのフォーマットでエラーになって、先に進まなくなってしまいました。

試しに『WindowsXP』のインストールも試してみましたが、同様にエラーが出て止まってしまいます。

と言うことで、もう1台あった『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』(ファンがうるさくてお蔵入りにしていたモノ)からハードディスクを移植してみました。

 

1.裏から開けて簡単に交換できました

ハードディスクの交換は、初心者の私でも簡単にすることができました。

  1. 電源コードなどを外し、バッテリーパックも外します。バッテリーも外す
  2. ネジを2か所外して、フロッピードライブを外します。フロッピードライブを外す
  3. ハードディスクがフロッピードライブの奥に隠れています。ハードディスク
  4. スペーサーのネジを2か所外して、スペーサーを外します。
  5. ハードディスクを外します。スペーサーを外す
  6. 空っぽになりました。 全て外したところ
  7. 新しいハードディスクを取り付けて、逆の手順で取り付けます。

 

2.作業を終えて

拍子抜けするくらい、簡単に作業が終わりました。

注意する点は、フロッピードライブのコード(オレンジ色のペラペラのプラスチックフィルムの様なもの)の取り扱いだけですかね。

折ったり抜いたりするとちょっと大変!

 

さてさて、これで無事に動いてくれると良いのですが。。。

Ubuntu Serverで自宅サーバ - USBハードディスクを自動マウント。

FMV-BIBLOに『Ubuntu Server 14.04 LTS』をインストールして、自宅サーバを楽しんでいます!

今回は、サーバのデータを保存するためにUSBハードディスクを自動でマウントするようにしてみたいと思います。

 

1.サーバのデータ保存用にUSBハードディスク

いままでの作業で、ノートパソコンをサーバとして使う下準備ができてきました。

今後実際にファイルサーバやメディアサーバなどを運用していきたいと思っていますが、そのためには内蔵のハードディスクだけでは容量が少な過ぎます。

また、USBで外付けしたハードディスクにデータを保存しておけば、火事や地震など不測の事態になったときに『スポッ』と抜いて持って逃げることができます。

『スポッ』とか書きましたが、しっかりアンマウントはしましょう。

ただし、アンマウントにこだわって、逃げ遅れても責任は負えません!

 

話が若干ズレました、戻します。

 

サーバなので24時間動かし続けるつもりではいますが、再起動の度に手動でUSBハードディスクをマウントするのは面倒です。

そこで自動マウントの設定をするのですが、残念ながら『Ubuntuサーバー』+『Xfce』の環境ではGUIで設定する方法を見つけることができませんでした。

『Ubuntuデスクトップ』では簡単にできるみたいなのですが、そんな重い環境は、今回のノートパソコンではマトモに動きません!

ということで、いまの環境で出来るだけ簡単に設定してみます。

 

2.識別子『UUID』を調べる

それでは、設定に入ります。

USBハードディスクを接続してノートパソコンを起動し、『Xfce』の画面までいきます。

 

ちなみに、今回使用したUSBハードディスクは、以前Amazonで衝動買いした『Transcend USB3.0/2.0 2.5インチポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB  (TS1TSJ25M3B)』です。

前回ノートパソコンのバッテリー機能を使ってUPS代わりになるよう設定しましたが、停電時にハードディスクの電源が突然切れたら意味がありません

そんな訳でUSBからの電源で動くポータブルハードディスクを使用することにしました。

 

このUSBハードディスクを自動でマウントするように設定すのですが、その際に誤って違う媒体をマウントしてしまうことがないように、固有の識別子『UUID』を使って設定します。

USBハードディスクの『UUID』の調べ方です。

  1. デスクトップ画面で暗転しているUSBハードディスクのアイコンをダブルクリックします。
  2. 『~(/dev/sdb1)をマウントするには、認証が必要です。』とメッセージがでますので、『/sdb1』の部分(この部分は環境によって異なります)を書き留めます。
  3. 『cancel』して閉じます。
  4. ターミナルエミュレータを起動し、次のコマンドを入力してください。
    ls -l /dev/disk/by-uuid
  5. パソコンに接続されているハードディスク等の『UUID』が列挙されます。
  6. 『->』の前に書かれているハイフンで区切られた英数字が『UUID』なので、行の最後が『/sdb1』(先ほど書き留めたもの)の行の『UUID』を書き留めます。

 

3.『/etc/fstab』の編集

パソコンの起動時にUSBハードディスクを自動でマウントするようにするためには、『/etc/fstab』を編集します。

今回は、新しいUSBハードディスクをサーバ用として使いますので、サーバ関連用のフォルダ『/srv』に直接マウントするように設定します。

  1. 適当なエディタで『/etc/fstab』を開きます。(今回は『mousepad』をスーパーユーザモードで起動した例です)
    sudo mousepad
  2. GUIのエディタ『mousepad』の『ファイル』メニューから『/etc/fstab』を開きます。
  3. 最後に次の行を追加します。
    UUID=先ほど調べた『UUID』  /srv  vfat  defaults  0  0
  4. 保存して終了します。

ちなみに『/etc/fstab』へ追加した行の意味は、次のとおりのようですが、実用上問題がでてきたら、追々変更したいと思います。

設定名 今回の設定 説明
デバイス UUID=先ほど調べた『UUID』 マウントするデバイス。今回は『UUID』で指定
マウントポイント /srv マウント先のディレクトリ。実際にあるディレクトリを指定
ファイルシステム vfat 今回のハードディスクはWindowsでフォーマットしたまま使用
マウントオプション defaults 読み書き実行可、root以外マウント不可等デフォルト設定使用
dumpオプション 0(ゼロです) ダンプ(ext2やext3に特化したバックアップ)不要
fsckオプション 0(ゼロです) OS起動時のチェック不要

 

4.作業を終えて

やっとここまで辿り着きました!

次回からやっとファイルサーバなど、いろいろなサーバ機能を使って、自宅内LAN環境を面白くしていきたいと思います。

しかし、無理して『Ubuntu Server 14.04 LTS』を使わなくても、何か軽量のディストリビューションを使えば、もっと簡単だったような気が…

NEC MY26X/E-1のCPU換装とグラフィックカード増設!

先日、Linux Mint 17 MATEをインストールした古いパソコンNEC Mate MY26X/E-1ですが、幸運にもヤフオクでIntelのCPU『Core 2 Duo E6700』を1,000円で入手することができましたので、『Celeron D331』から換装してみました。

CPUを換装して、きっとWindows7くらいなら問題なく動くようになっているんだろうなぁとは思いつつ、新たにOSを購入するのもバカらしいので、Linux勉強用のメインパソコンに使おうと思います。

またメインパソコンにするに当たっては、DVI-D接続のディスプレイ『VAIO VGP-D17SM1』が余っていたので、DVI端子のあるグラフィックカードを購入して増設し接続したいと思います。

 

1.NEC Mate MY26X/E-1に取り付けられるCPU

チップセットが『Intel Q965 Express』ということで、上は『Core 2 Extreme X6800』から取り付けられるらしいのですが、ヤフオクでも数千円してしまうので、次点で今回の『Core 2 Duo E6700』を選びました。

他にも

  • Core 2 Duo E6600,E6420,E6320,E6400,E6300
  • Core 2 Duo E4700,E4600,E4500,E4400,E4300
  • Pentium Dual-core E2220,E2200,E2180,E2160,E2140
  • Celeron Dual-core E1600,E1500,E1400,E1200
  • Celeron 450,440,430,420

なども取り付けられ、スペックアップ&省電力化につながるようですが、

これらは実際に換装してみていないので、実際のところ動くかわかりません!

 

2.グラフィックボードの増設

NEC Mate MY26X/E-1は、PCI Express x16 ロープロファイルのグラフィックカードを取り付けられます。

しかしながら、電源が225wと非力な上、特殊な形をしており、他の電源と交換することはできなさそうですので、消費電力の少ないローエンド向けのグラフィックカードしか実際には取り付けられないようです。

今回は、GIGABYTE のHD5450(AMD Radeon HD5450 搭載 1024MB DDR3)をソフマップドットコムにて3,110円で購入して取り付けました。

実際のところ、その上のAMD Radeon HD6450や、もしかしたらAMD Radeon R7 240あたりも大丈夫かもしれませんが、

ちょっと値段が高いです。

 

nVIDIAでいくとしたら GeForce 210でしょうか。GT610やGT720あたりも良いかもしれませんが、

これも高いです。

 

今回は、ディスプレイ『VAIO VGP-D17SM1』に取り付けるため、DVI端子が増設できれば良いという判断で、『Radeon HD5450』にしましたが、今のところ、

これで充分です!

 

3.Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix をインストール

さてさて『CPU換装』と『グラフィックカード増設』を無事に終えましたので、心機一転、基礎からLinuxの勉強ということで、『Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix』をインストールしました。

以前にも書きましたが、光学ドライブが「今どき!?」なCD-ROMドライブなので、isoイメージをUSBWriterを使用してUSBへ書き込み、NEC Mate MY26X/E-1をUSBからブートしてUbuntuをインストールしました。

その辺の方法は、以前の投稿を見ていただくとして、グラフィックカードの認識やドライバのインストール、GUIの起動など昔のトラウマから

絶対に問題が発生するハズ!

 

と思っていましたが、何の問題もなく無事にインストールすることができました。

Linuxのインストールも随分と簡単になったんだなぁと感動しました!

Slackwareベースだったら、こう簡単にはいかない気はしますが。。。