Fujitsu ESPRIMO D5240のCPU換装!

以前からLinuxのいろいろなディストリビューションを試しにインストールしている『Fujitsu ESPRIMO D5240』は、CPUに『Celeron D347』を実装していますが、Linuxを使用するにしても非力すぎるので、CPUを『Core 2 Duo』に換装してみたいと思います。

 

1.Fujitsu ESPRIMO D5240に取り付けられるCPU

『Fujitsu ESPRIMO D5240』は、購入時に『Core 2 Duo E4300 』や『Pentium4 531』も選ぶことができるパソコンでした。

と言うことは、『Core 2 Duo E4300 』には換装することができるでしょう。

チップセットが『Intel 945GZ Express』なので、試しにインテルのサイトでこのチップセットに対応するものを調べてみると『Core 2 Duo E4700 』まで対応していそうです。

お!偶然にも『Core 2 Duo E4600 』がここに転がっています!

 

と言うことで、CPUを『Celeron D347』から『Core 2 Duo E4600 』に換装してみたいと思います。

 

2.その前にBIOSのアップデート

換装作業に入る前に『BIOS』のアップデートをしましょう!

実際、初版のバージョン1.06のままCPUの換装をしたら動きませんでしたが、念のため最新版(最終版?)のバージョン1.12にアップデートしてから換装し直したら動き出しました。

こんなこともあるんですね!

 

因みにアップデートは1本プログラムを走らせるだけなので非常に簡単でしたが、そのプログラムがWindows上で作動するので、LinuxからWindowsXPにリカバリするのが面倒でした。

 

3.CPUの換装

それでは、本題のCPUの換装をしたいと思います。

  1. 『Fujitsu ESPRIMO D5240』。本体からコード類を全て外すケースを開く
  2. 両サイドにあるボタンを押しながら、カバーを手前にずらして開くケースを開くボタン
  3. CPUは黒いファンの下にあるので、まず針金(?)を外してファンをどける黒いファン
  4. ファンの下にある冷却装置のネジ4か所を緩めて、冷却装置を外す冷却装置
  5. ホルダに収まったCPUがあるので、針金を外して古いCPUを外す古いCPU
  6. 冷却装置の裏にグリスの汚れが付いているので綺麗に拭く冷却装置の裏
  7. 新しいCPUの表面にグリスを塗る(写真は、ちょっと塗りすぎ。後で少なく塗り直しました。)新しいCPUにグリス
  8. 後は、新しいCPUをホルダに載せて、今までの逆の手順でパソコンを元に戻すCPUをホルダに装着

以上でCPUの換装は終わりました。パソコンを起動しながら『F2』キーを『BIOS』画面を開き、新しいCPUが認識されていることを確認しましょう!

 

4.作業を終えて

インターネットの質問サイトに『Fujitsu ESPRIMO D5240』で使用できる『Core 2 Duo』は『Core 2 Duo E4300 』のみ的な投稿があったので心配していましたが、『Intel 945GZ Express』チップセットが対応しているCPUは、原則どおりに使用できるのではないかなぁと思いました。

質問サイトを鵜呑みにしては、いけませんね!

 

 

Sound Converterで音楽ファイルの形式変換 ー その後。

前回は、以前『FLAC形式』で取り込んだ音楽ファイルを『MP3形式』に変換しようとしました。

しかしサーバーとして使用している『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』ではマシンパワーが足りず、時間がかかり過ぎるため実用的ではありませんでした。

そこで今回は、『Linux Mint 17.1 MATE』をインストールした『NEC Mate MY26X/E-1(改)』で変換に挑戦したいと思います。

 

1.NEC Mate MY26X/E-1(改)のスペック

Mate MY26X/E-1は、NECから2006年11月に発表されたビジネス向けのパソコンで、インテルのCeleronDプロセッサーを内蔵し、RAM容量やハードディスク容量、光学ドライブの種類などを選択できる仕様になっています。

今回使用したパソコンの元々のスペックは次のとおりです。

  • インテル Celeron D331 (2.66GHz)
  • インテル Q965 Express チップセット
  • メインメモリ 1GB
  • グラフィックアクセラレータ チップセット内蔵
  • HDD 80GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • CD-ROMドライブ

このパソコンのCPUを『Core 2 Duo E6700』に換装し、グラフィックボードに『GIGABYTE のHD5450(AMD Radeon HD5450 搭載 1024MB DDR3)』を増設して強化しあります。

 

2.音楽ファイルの形式変換

それでは、サーバで配信するために『FLAC形式』で取り込んでおいた音楽ファイルを『MP3形式』に変換します。

音楽ファイルの形式変換には、『Sound Converter』を使用します。

インストールの方法や設定の方法は、『Kona Linux』の場合と殆ど同じなので、前回の記事をご覧ください。

 

さてさて、日中はサーバーを他のパソコンからアクセスする可能性もあるため、夜間に一旦シャットダウンし外付けのハードディスクを外します。

既に起動し、『Sound Converter』をインストールした『NEC Mate MY26X/E-1(改)』にハードディスクを接続します。

すると自動でハードディスクが認識し、使えるようになりました。

『Sound Converter』を起動して『Add Folderボタン』を押し、『FLAC形式』の音楽ファイルが全て格納されているフォルダを選びます。

すると、そのフォルダ配下にあるアルバムごとのフォルダが全て選択されますので、『変換ボタン』を押して、一括で変換することができました。

 

3.作業を終えて

前回、『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』では全く歯が立たず、動作の確認すらできなかった『Add Folderボタン』での一括変換ですが、使ってみると非常に便利でした。

時間的には、約130枚分のCDを『FLAC形式』にしたものが、約3時間で『MP3形式』に変換できました。

まだまだ『Core 2 Duo』も捨てたものではないなと思うと同時に、最新の『Core i7』などのスピードは

どんだけ早いんだ!?

 

と思った次第です。

 

Kona Linuxで自宅サーバ - Sound Converterで音楽ファイルの形式変換。

FMV-BIBLOに『Kona Linux 2.3 black』をインストールして、自宅サーバを作って楽しんでいます!

今回は、手持ちのCDを『FLAC形式』で取り込んだ音楽ファイルを『MP3形式』に変換したいと思います。

 

1.汎用性を求めて『FLAC形式』から『MP3形式』へ

最初に言っておきますと、『Asunder CD Ripper』でCDを取り込む際、『MP3形式』でも音楽ファイルを作成する指定にしておけば今回の作業は不要です。

 

そもそも『Rygel』でDLNA共有するために手持ちのCDを取り込んだのですが、CDのバックアップも兼ねようと思い、可逆圧縮の『FLAC形式』で取り込みました。

容量は大きいものの、家庭内LAN上にある他のLinuxパソコンやWindowsパソコン、Android端末で無事に再生することができたのでホッとしていました。

ところが先日カーナビを新しくしたことから問題に気付いてしまったのです。

そう、手持ちのCDに収録された曲を車で聴くのに、再度音楽ファイルを取り込む必要が出てしまったのです。

もちろん1枚1枚CDから取り込む方法もあるのですが、『Asunder CD Ripper』でCDを取り込んだばかりで、そんな気にはなれません!

しかし最近のカーナビは、SDカードに保存した『MP3形式』の音楽ファイルを再生できるのです。

やった!再度取り込まなくても良いな。と思ったのですが。。。

あ!『MP3形式』で保存してないぢゃん!

 

と言うことで、『FLAC形式』から『MP3形式』へファイル形式の変換する必要がでてしまったのです。

 

2.『Sound Converter』をインストール

いつものとおり前置きが長くなりました。

早速(?)、GUI操作で簡単に音楽ファイルの形式変換ができるアプリケーションを探してみたところ、『Sound Converter』が良さそうです。

ではインストールしてみましょう!

 

  1. メニューから『設定』-『ソフトウェアセンター』を開く
  2. 検索窓へ『soundconverter』と入力すると『サウンド変換』が表示されるのでインストールSound Converterインストール

無事にインストールが済むとメニューの『サウンドとビデオ』に『サウンド変換』として登録されます。

 

3.『Sound Converter』を使ってみる

早速、設定をしつつ使ってみましょう。

 

  1. メニューから『サウンドとビデオ』-『サウンド変換』を開くSound Converter起動
  2. 『設定』ボタンを押して、『ファイルの保存先』『ファイルの名称』『ファイル形式』などの設定を行うSound Converter 設定
  3. 『Add File』または『Add Folder』を押して変換したい音楽ファイルを選び『変換』ボタンを押す変換実行

 

4.作業を終えて

取り敢えず音楽ファイルを変換する環境は整いました。

『Sound Converter』を使えば、1CDが1フォルダにまとめられたCDから取り込んだ音楽ファイルを1度に変換できます。

と、思います。

 

残念なことに『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』ではマシンパワーが足りず、CD1枚分の音楽ファイルを1度に変換しようとすると処理が進まなくなってしまいます。

1曲ずつ変換すると、1曲1分かからない程度で変換できるのですが。。。

 

インストールはできましたが実用に耐えないので、実際の作業は、もう少しマシンパワーのあるデスクトップLinuxパソコンにインストールし直して、変換しようと思います。

Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/AへDoudouLinuxをインストール

最近はすっかり『Kona Linux』に掛かり切りですが、今回は久しぶりに古いパソコンにLinuxをインストールしてみるシリーズです。

今回は『Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/A』へ『DoudouLinux 2.1』をインストールしました。

 

1.DoudouLinuxって?

壊れても惜しくない古いノートパソコンの使用先として色々と考えていましたが、就学前の小さな子どもに与える初めてのパソコン的なものも良いなぁと漠然と考えていました。

と言うことで、幼児向けのディストリビューションはないかと探していたのですが、なかなか対象年齢と必要とするパソコンのスペックを満たすものが見つけられずにいました。

Qimo』というものが良さそうだったのですが、どうやらサポート期間の終わった古い『Ubuntu』を元にしているようなので断念しました。

そんな時、『日経Linux』2015年9月号の特集で子ども向けの教育用Linuxを紹介していました。

その中では、『DoudouLinux 2.1』が良さそうです。

対象年齢は2歳から12歳で、必要とするパソコンのスペックもCPU800MHz、メモリ256Mバイトと古いパソコンでも十分動きそうです。

問題は日本語対応がないことです。

 

が、良く考えてみたら2歳児とかって、そもそも日本語を読めません!(よね?)

対象年齢2歳以上なら、きっと言葉が分からなくても感覚的に使えるに違いありません!!(たぶん)

それに使っているうちに英語が身につくかも知れません!!!(自信なし!)

 

2.Fujitsu FMV-BIBLO NB20D/Aのスペック

改めて今回使用したパソコンのスペックです。

  • モバイルAMD Athlon XP-M 2000+
  • ビデオ統合チップセット RADEON IGP 320M
  • メインメモリ 512MB(一部VRAMに使用)
  • HDD 40GB
  • フロッピーディスクドライブ
  • DVD-ROM&CD-R/RWコンビネーションドライブ

2台同じノートパソコンを持っているうちの1台のハードディスクを換装して直し『Kona Linux 2.3 black』をインストールしていますが、残るもう1台もハードディスクを換装して直しました。

500円で入手したハードディスクを使いましたが、まだまだ現役で頑張ってくれそう(?)です。

ハードディスクの換装手順はこちらの過去の記事をご覧ください。

 

3.いよいよインストール

まずは『DoudouLinux 2.1』を公式サイトからダウンロードします。

ホームページを少し下にスクロールすると枠線で囲まれた『Download the CD now』というところがありますので、『DoudouLinux 2.1 Hyperborea English (1 GB)』をクリックしてください。

ホームページ右側のCDのアイコンに『Download』と書かれたメニューのリンク先にも同じようなところがありましたが、そこからはエラーとなりダウンロードできませんでした。

それでは、入手したISOファイルをDVDに焼いて、パソコンに挿入しインストールしましょう!

  1. CDを入れて起動
  2. 暫くすると『DoudouLinux』がLive起動する
  3. 起動するアプリなどを選択する画面になったら、一番下の『Whole DoudouLinux』を選んで実行
  4. 上部右から2番目の『Work』タブを選び『Accessories』を選ぶ
  5. 『LXTerminal』を選んでコンソールを起動
  6. 『sudo live-installer』と入力し実行
  7. 『Choose your language』で『English(United States)』のまま『Forward』ボタンを押下
  8. 『Choose your timezone』で『Asia/Tokyo』を選択して『Forward』ボタンを押下
  9. 『Choose your keyboard layout』で『Japan』を選択して『Forward』ボタンを押下
  10. 『User information』で『Picture』『full name』『username』『password』を入力して『Forward』ボタンを押下
  11. インストール先のハードディスクを確認して『OK』ボタンを押下
  12. 『Partitioning mode』で『Automatic partitioning using entire disk』を選んで『Forward』ボタンを押下
  13. デスク内のデータが全て消える的なメッセージが出るので『Yes』ボタンを押下
  14. 再度聞かれるので『Yes』ボタンを押下
  15. 『Advanced options』で『UTC』は使わず『GRUB bootloader』のインストール先も『/dev/sda』で良いので、そのまま『Forward』ボタンを押下
  16. 『DoudouLinux installation summary』で(なんとなく)内容を確認し、『install』ボタンを押下
  17. 『Installation finished』のメッセージが表示されたら『Yes』ボタンを押下
  18. CDトレイがイジェクトされたらCDを取り出し『Enter』
  19. パソコンが再起動し、無事インストールが終わりました。

 

4.インストールを終えて

残念ながらインストール中もインストール後もスクリーンショットを取ることができませんでしたので、画面は公式サイトでご覧ください。

全てを動かしてみた訳ではありませんが、概ね良好にストレスなく動いているようです。

 

しかし、この絵柄というか、マスコット的な人物というか、

日本人には馴染めません!

 

使ったことはありませんが、『Qimo』の方が可愛くて良いのです。

誰か最新の『Ubuntu』を使って『Qimo』を復活させてくれないかなぁ。。。